デング熱の報道が過剰で、うんざりしていました。テレビの画面には繰り返し繰り返し、ウイルスの顕微鏡写真が出てくるし、公園を封鎖して蚊を採取する映像などが流れると、「もしかして、オオゴトなのかも」と思わずには居られません。
でも、デング熱って南アジアなどに駐在した人にはわかるはずですが、じつによくある病気で、私自身罹ったことがあるし、同期の協力隊員も知ってるだけで5人はかかってるはず。発症しずらいし、一般的には致死性の病気ではないし、流行地域では特に気にもとめないような病気だと思っています。
今、したい、したくないに関わらず世界はグローバル化していて、航空券はびっくりするほど安くなっているし、VISA要件もバブルの頃に比べたら緩和されて、東南アジアや南アジアから人が来易くなってると思います。だから、デング熱を持った人が代々木公園にいてもぜんぜんおかしくないし、気候も温暖期なのだから、蚊の生存も長いし、デング熱が流行る条件は揃ってると思います。来年あたりから毎年夏の恒例行事になってもおかしくないとさえ思います。
だから、過剰な報道が本当に過剰だな、と思いますが、困ったことにそんな自分でさえ、連日の報道を見ていると、なんとなくオオゴトみたいに思い始めてしまうこと!ある種の洗脳です。
メディアには一定の枠があって、枠を埋めるためには必要じゃない情報も流しているものと思います。だから、メディアの情報をシャットアウトすることも大事なのだと思いました。
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