昨日の話になってしまうけれど、関東は台風一過の青空でした。まるで、塗りつぶしたような青空で日差しも痛いほどストレートでした。空がこんなに青いなんて、久しぶりに思い出したな。
島国の日本は、海からの水蒸気で常にいくらか曇っていて、快晴と思われる日でも薄いブルーの空色が殆どだし、建物で区切られた狭い空にあまり情緒を感じることがありません。ウズベキスタンは大陸の真ん中にあるせいか、春から秋ごろは常に空が濃い青色で、空があんなに濃い青い色をしているなんて、かの地に行くまでは知りませんでした。日本から友達が遊びに来たときにも、空の青さに驚いていたのを思い出します。しかし、それも毎日のことになってしまうとだんだん有難味が薄れてきてしまって、滞在二年目くらいになると、暑いし乾いてるなチキショウなどと思うようになってしまいました。
ただで、毎日あんな青い空の下に暮らすのはなんとも贅沢だな、と日本に帰ってきて思いますが、逆に当地の人々は、曇ったり霧雨の降る日を有難がって、濡れながら歩いていました。いつもあるものの有難味はなかなかわからないものですね。
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