カタール航空でイスタンブルのIST(アタチュルク) SAW(サビハゴクチェン)ともにいい乗り継ぎの便があるので、休暇でカッパドキアでも行きたいな、今年か来年あたり行きたいな、とか思ってた矢先なのですが、やっぱり暫くは様子見にします。
【軍部の一部勢力によるクーデター】
ニュースで報道されているけれど一部反政府、反乱軍によるクーデターがあった(2016/7月)とかで、市民に被害が出ています。テロならいつ、どこで起こるかわからないから旅行を延期する、中止する理由にはならないかな、と思っていたのですが、さすがにこういう頻度で市民に被害の出る事件が起きるとわざわざ行かなくてもよいかと思えます。
【大統領の謎発言】
この事件の報道を読んでいて、かなり謎だった大統領の発言があります。大統領は、スカイプによる演説で市民に対して、「街頭に出て混乱を終わらせるように」と訴えたとのこと。銃器を持った軍人がクーデターを起こしている最中に「町へ出ろ」ですって?自分は安全な場所からスカイプで演説?そういう時は「安全な場所で終息するまで隠れているように」と言われるものかと思っていました。大統領、煽ってる?
http://jp.sputniknews.com/middle_east/20160716/2497140.html【アタチュルク空港のテロ事件】
これほど欧州各地、そしてイスタンブルでも何度もテロ事件が起きていて、どこも厳戒のはずなのに、それでもみすみす国内イチの大空港でテロ事件の発生を許してしまった(2016年6月)ということに、「ちょっと警備がユルすぎるんじゃね?」と思いました。上記の大統領の発言といい、どうも、トルコという国に保安上の不安を感じてしまっています。
【ダッカのテロ事件】
先月の事件発生時私はAMS-DOHの飛行機に乗っていて丁度トルコ上空を飛んでたのは偶然なのですが。
アタチュルク空港のテロでは犯行グループは「ロシア人、ウズベク人、キルギス人」という報道がされていて、ロシア人に関しては少し前から過激派戦闘員の出身地になっているカフカス(チェチェンとかダゲスタンとか)なのかなと思いますが、ウズベク人とかキルギス人、あんな素朴な中央アジア方面の若者にもISが触手を伸ばしているのかと考えると、やりきれない気持ちがあります。私の好きなタシケントもいつまで「私の好きな」タシケントであってくれるのかわからないですね。テロは許されないことなのだが、お金もなくて尊厳も感じられない若者がころっと過激派の誘いに転んでしまうのはけっこう「起きること」なのではないかと思います。
その数日後にはダッカで外国人向けレストランが襲撃された事件、私がJICAボランティアとしてウズベキスタンに住んでいたころ、まさに首都の外国人向けのレストランで仲間と食事会をしたり送別会をやったり、ということをしていたので、すごくリアルに想像できてしまって背中が冷えました。
めずらしくカザフスターンがニュースになったと思ったらこういう残念なニュース。
武装集団が政府施設を襲撃
http://www.cnn.co.jp/world/35086034.htmlPR