信用状
Letter of Credit.
L/C
貿易をする際に、あまり信用の定かでない相手と交易する場合があります。もしも貨物を送ったのに金が払われなかったらどうしよう?逆に金を払ったのに貨物が来なかったら?
そのような場合に使われるのが信用状です。輸入者は、取引銀行に信用状の作成を依頼します。輸入者の取引銀行は、信用状の発行にて輸入者の支払いを保証します。信用状の発行、送付は、輸出者の取引銀行を経由して輸出者へ通知されます。通知をもって輸出者は、船積書類と手形を取引銀行に買い取って貰い、現金の支払いを受けます。
輸入者が信用状の発行を依頼する際に担保を求められるなど、デメリットもあります。
信用状なしの取引を行う場合、貿易保険というもので、リスクを回避する方法もあります。貿易保険とは、非常危険や信用危険にて支払いが行われなかった場合に、手形金額の95%を上限として買取銀行に補填されます。この場合、保険者は国(NEXI)、被保険者は輸出者の取引銀行になります。ちなみに、保険料の支払いは輸出者がもちます。ただし、NEXIの貿易保険(輸出手形保険)には制限があります。海外商社名簿に商社名が記載されており尚且つ一定以上の格付けである場合にのみ、保険がかけられます。また、取引相手国別の格付けにより、国倍率は変わってきます。
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