24.11.2012
「40歳定年制」という議論が始まっているということを知りました。それで、ちょっと2,3記事を読んでみただけの印象では、これは私には喜ばしい。なぜなら、今38歳で、40歳に失業している予定があるから・・笑。実質的に、終身雇用制度を終わらして、40歳で一度シャッフルしましょうよ、という制度のようなので、今起きている、ある世代は妙にお金を持っていて、若い世代だと有能でも給与の低い仕事をしているような現状は改善するのではないかと思うのです。
40歳定年制って何?(間違っていたらすみません)、40歳定年って、字面が過激なんだけど、別に40歳になったら全員解雇、退職金で余生を生活しないといけないという訳じゃない。40歳になったら、いったん役職は終わり、その後は、有能な人なら会社に残ってもっと上の役職につくか、嘱託みたいな形態で雇われるし、それ以外の人は職を探さないといけない。今大企業では55歳くらいで退職して子会社に天下りしたりしますけど、それが40歳になるってことですね。
これ、仕事ができないけどクビにもできないから、いらないポジションを作ってまでそういう人を55歳とか60まで高給で雇用しないといけない企業にはいい施策だと思います。有能で仕事ができるなら会社に残るのだろうし、空いたポジションには高給じゃなくても職にあぶれた若い人が入ることができる。そして、若い人が従事していた低賃金の職業にはかわりに退職済みの40代以降の人が従事するようになる。
自分にはどんなメリットがある?もちろん、若い人が晴れて企業に入れた後に空いたポジションがAvailableじゃないですか。そこを狙ってます。私はこれ以上財産が欲しいとか高給が欲しいってわけでもないので、食っていけるだけの金がもらえる職があるのが一番大事です。
良くない点は?40歳でいったんリセットとは言っても、旧来の日本企業は20年近く働いてきた社員にそんなに冷たい仕打ちはできないのではないかと思います。口実は与えられても、そんなに簡単に大量解雇するでしょうか。社員たちは40歳でぽいされないように、在職中になるべく有力者に媚びるんじゃないのかなー。
どんな社会になるの?会社は余計な給与を払わなくていいし(ある年代以上の給与はすごく高いので!)、体力を温存できるし、若い有能な人にはチャンスが巡ってくるし、若くなくて有能じゃない人(オブラートにつつんでます)は身の丈に合った仕事に恵まれるので、全体的にはいい社会になるのではないかな。でも、そうして延命された日本社会でもその時点でどれだけの体力があるものか、私にはちょっとわかりかねます。
この記事を読みました。
■突然浮上した「40歳定年」に賛否両論 安易なリストラ助長も
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120802/plc12080206540006-n1.htm■40歳定年で泣く人、笑う人(城繁幸) - BLOGOS(ブロゴス)
http://blogos.com/article/42919/
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