ウズベク人の歯歯並びウォッチャーの私は、結構人の歯並びを見てしまう悪い癖があるのですが、ウズベク人の歯並びはたいていとても良い。その割には矯正をしている人もめったに見ない。縄文人の特徴として歯が小さめ、というのがあるらしいのだけれど、どうもウズベク人も歯が小さめで内向きに生えている人が多く、乱くい歯にはならないものらしい。白い並びのいい小さな歯を全部見せてにやっと笑うウズベク人には、いつも羨ましい気持ちになる!
矯正してる子がいた。ある朝バスに乗っていると、近くに乗っていた高校生くらいの子の片方が、上の歯にDental Braceを付けていた。ああ、珍しい。突然話しかけて幾らかかってるのか聞きたいとも思ったけど、バスで変な外人の男に聞かれるような話題でもないな、と思ったので遠慮してしまった。
歯並びコンプレックスというのも私は前歯ががったがたなので自分の歯にコンプレックスがあって、いつかインドに移住したらインドの安い対価高い技術でやってもらおうと思っていたのだ。でも、もしもここでそんなに高くないのなら、タシケントに居る間に矯正したい。滞在はあと18ヶ月くらいなので、期間的には丁度いい。
成人してからだけど父親に矯正したいんだけど、と言ってみたら、お前は俳優にでもなるのか、とか言われて、でも、一昔前の日本人にはそんな感じだよね。日本人だと、歯並び悪くてあたりまえっていう世界だから。でも、外国に出ると歯並び悪いのって日本人くらいなので、悪いことみたいに思えてしまう。
安いなら矯正したい出社してから同僚に聞いてみたら、高いから矯正なんかしない人が多いけど・・とのことで、たとえば100万とかかかる?って言ってみたら、頭おかしいの?くらいの不思議顔をされてしまったので、日本並みということは無いみたい。
物価の差を利用してサービスを受けるのはずるい?もし20万くらいで出来るものなら、Braceはめたいって思う。しかし、こうして物価の差を利用してサービスを受けることって、いつもなんとなく後ろめたい気持ちを伴う。なんとなく、ずるがしこい、いかにも悪知恵といった気持ちにならない?逆にウズベク人が、自国のサービスが高いからといって、外国でサービスを受けようとは、きっと思わないだろう。そんなものは存在しないのだから。日本でお金を貯めてバックパッキングをする若者は多く居るが、それも物価の差を利用してサービスを受ける活動の一つで、それは日本人にだけ許されるオプションだ。
フィリピン英会話最近、フィリピン英会話といって、格安のマンツーマン英会話が流行っている。日本人の生徒が、フィリピン人の先生から、スカイプを利用したマンツーマンで、英語の手ほどきを受けるというもの。なぜ授業料が安いかというと、先生がフィリピンに住んでいて低賃金で働いてくれるからだ。これも物価の差を利用したもので、逆にフィリピン人が格安に日本語を学ぶことはありえない。アイデアはすごくいいと思うんだけど。
人間はつくづく不公平なものだ人間ってつくづく不公平なものなんだなぁと思う。特に、どんな性別でどこに生まれるなんていうことは誰にも選べない。それをささやかながら還元するために無報酬で働いてるっていうのも協力隊の存在意義だと思ってるんだけどね。
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