忍者ブログ
Home > > [PR] Home > 任期2 > 今朝の出来事

大陸性ステップ 旅と音楽。

旅や音楽の記録。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

今朝の出来事

8.1.2013

朝、出勤しようとすると、住宅の階段に不審な見知らぬ女性が座りこんでいた。私の姿を見ると、すごい勢いで独り言を言い始めて、すぐにちょっと知的障害がありそうなのがわかった。年のころは50代くらいで、若い頃は美人だったんだろうと思う整った顔立ち。片手にチラシの束、片手に"真っ赤なドクロをかたどった灰皿"を持っていた。

何やら私に話しかけていて、でもよくわからなかった。私がエレベーターに乗ると一緒に乗り込んできて、ボールペンで何やらびっしりと書き込みのしてあるチラシを見せて、これを読んでほしいという。私が外人だとわかると片言の英語で、「レインは雨(ドージ)、それならレイは何?レイはロシア語で何?」と聞いてきた。

「わかりませんし、私には時間が無いのです(ウ・ミニャ・ニェトブレーメニ)」と言っても、離してくれなくて、しかたなく外へ歩き出すと、小走りで追いかけてきて、さらに別の紙切れ(これも、びっしりと書き込みがしてある)を見せて、これは何?これは何?と聞いてくる。

---

学校へ出勤すると玄関に男性の先生の訃報が貼り出してあった。こちらでは、顔写真付きの訃報が玄関の扉に貼り出されるみたい。写真を見る限り、まだ若くて40代、行ってても50代くらいだと思う。先日、別の先生も50代で亡くなっており、男性の平均寿命が短い社会って、こうして現役のまま世を去ってゆく人がいるってことなんだなぁ、などと思った。

---

朝の女性も、亡くなった先生も、50代くらいなのだけれど、ウズベキスタンの50代というと、30代の頃にソ連の崩壊を経験して、社会人として個性を確立した後に180度違った社会になることを経験した人たちで、相当のストレスだったんだろうなぁ、などと思いました。

今、22歳くらいまでの人たちは、生まれたときからウズベキスタン共和国で、ソ連時代を意識することなんて殆ど無いんだろう。すごく屈託が無くて、ロシア語が下手で、まぶしく健康的な子たちばっかりだ。

PR
コメント

コメントを受けつけておりません。

カレンダー

10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

自己紹介

自閉な子供→ヒッピー→フリーター→IT会社員→ウズベキスタンで協力隊→無職→近所に就職。今後はたくさん旅をします。ときどき音楽の話題も。

タシケントの天気

Tashkentの天気

ブログ内検索

忍者アナライズ

カウンター

アクセス解析

フリーエリア