初めてお会いした若い留学生の方がとても国際感覚に優れた方だった話。
関係者で集まる、日本人ばかり10数人のディナーがありました。そこに、ひとりだけ現地のウズベク人の女の子が呼ばれてきていて、彼女は日本語がわからない。
当然、日本語オンリーの場で、彼女は手持ち無沙汰になってしまいました。
そこで、若い留学生と若いJICAボランティア達が彼女の相手をしてあげていた。とても、良い行動だと思いました。
でも、彼女も(多分)退屈になってしまって、じゃあ、帰ります。ということになった。
そこでお見送りを買って出たのが一番若い留学生の方で、そこで、お見送りを立候補できる日本人の若者って、稀有。
私は、それこそ国際感覚だろうな、と思った。
私も、身に覚えがあるので、その気持ちがとてもわかったのです。
とはいえ、一人だけ現地の女の子がいるからといって、日本語を禁止しなければならないかというと、そうではなくて、私サイドからすると、いちおう組織に属しているのだし、たまに会う日本人の同僚と日本語で情報交換したいし、そうする権利も必要もある。
私が、そういった「迷い込んだ人への思いやり」を持っていたのは、自分がどこにも属していない頃(かれこれ20年前くらいになりますか)だったなぁなどと、記憶を辿ってしまいました。
その場所でその行動ができた(そして、それは彼にしか出来なかったはず)、それが国際感覚だなぁと思いました。
やっぱり、あえて中央アジアに留学に来るような人は優れているよね、と思った晩でした。
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