ウズベキスタンといえば、オシュ、ラグモン、ウォッカ、チョイなどが有名なんだけど、こっちに来てからわかったのは、結構ヨーグルト文化があるってことだった。
同僚などは、特にファストフードを食べる前には、体にいいからと言ってはコップに入ったヨーグルト(こちらの言葉だと、ケフィール)を一気飲みする。食堂でも、カウンターの上に素朴なヨーグルトを並べて置いてあるのもよく見かける。
このヨーグルトは加糖されていなくて、純粋にヨーグルト味だ。こちらに来てから、よくこのヨーグルトを頂く機会があるんだけど、初めは慣れなくて、毎回砂糖を入れて混ぜたいって思っていた。
最近は、プレーンヨーグルトをコップからがぶがぶ飲むのもなかなかいいと思っているので、こちらの文化に慣れたのかもしれない。
中国とか台湾に行って、緑茶に加糖してあるのでビックリしてしまうんだけれど、あちらのほうの人が日本にはじめて来たときに、幾ら緑茶を買っても砂糖が入ってないときに、ああいう物足りなさ、「砂糖入れてぇー」と思うのかなと、想像した。
ケフィアというとブルガリアとかカフカスの食文化かと、来る前は思っていたけれど、ウズベキスタンだってカフカス方面と遠くないわけだし、そういう文化を共有していてもおかしくないなぁ。
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先日、在住仲間に、ウズベキスタンに来た当初、食べ物がどれもしょっぱくてあまりおいしくない!って思った。でも今は、同じものを食べているのになんでも美味しく食べられていて不思議、と言ったら、先輩の在住者が、
「それは、味覚が慣れたのよ」
って言っていて、妙に納得しました。体は時間の経過とともにどんどん適応してゆくんだよね。心はどうなんだろう。体と同じ速さで適応するのかな。
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