同僚のライロさんのPCに新しくスピーカーがついたので、ご機嫌で音楽を流していますね。
で、流れているのがウズベクっぽいんだけれどロシア語で歌ってるので、不思議に思って尋ねてみると、
カフカス音楽とのことでした。
「私のおばあさんはアゼルバイジャン出身のカフカス人だから、私の見た目もウズベチカと違うでしょ?」とのこと。彼女のルーツはペルシャの方だと思ってたのですが、お母様がタジク系でお父様はカフカス系のウズベク人だったようです。この前はイランのPopsを聞いていたと思ったら、カフカス系の音楽も聴くし、もちろん母語のロシア語ポップスも聴くし、ルーツが複数あって羨ましい。
確かに街を歩いていても、平均的なウズベク人より大柄で色白で、毛が多い、マハチカラから来たような人たちがロシア語で暮らしているのを見かけます。今までそういう人たちのこともウズベク人だと思っていました。(大柄で色白のウズベク人だって幾らでもいるので。) もしかすると結構な割合でカフカスにルーツのある人が住んでいるのかも知れません。
ウズベキスタンのカフカス人で一番有名なのはこの人かも知れません。北オセチア出身で今はウズベキスタン国籍の金メダリスト
タイマゾフさん。
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カフカスというと、最近ボストンのテロ事件で話題になっているツァルナエフ兄弟も、両親はチェチェン生まれ、本人たちはウズベキスタンのとなりのキルギス生まれ、10年前くらいに米国へ渡ったと報道されています。そういう人々がいつごろ、どういうきっかけで中央アジアに来ることになったのか(最近の紛争がきっかけなのか、ソ連時代の移住政策なのか、またはもっと前から人の交流があったのか)、歴史に疎いのでいまはよく知りませんが、旧ソ連エリアでは多くの民族が共存しているもののようです。
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