本当は、
私にはもっと語りたいことがたくさんあるのだけれど、私が一時間語りつくしたとしてもまじめに聞いてくれる人は100人に一人いるか、いないかでしょう。100人いたら、100とおりの興味があって、たまたま興味が近い人がいたらもうけもの、というのが社会だと思います。
ブログの何がいいかというと、幾らでも語りつくすことができるから。ブログで幾ら語りつくしても誰かの時間を奪うわけでもないし、誰かを退屈させることもない。バーバルとはちがう、リテラルなコミュニケーションです。必要な人が必要なときにアクセスしてくれるのがブログのよさです。
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というのは糸井重里と米原マリさんの対談を読んで、こういう一説を読んだので、その受け売りね。
"彼らは音で聞いて耳で理解する、文字で書いて読んで理解する日本人とはプロセスが違う。”
その一行を読んだときに、雲が晴れるように理解した気がしました。ロシア人、ウズベク人、日本人の違う部分。
ウズベク人は明らかに、声で話して耳で理解する人々です。SMSよりも音声通話を好みます。一方で、日本人は、SMSを使う、テキストであらわして文字で理解しようとする。
ウズベク人のブロガーが少なくて、日本人にブロガーだらけなのも、納得できるし、そりゃーウズベク人は音楽が得意だと思います。耳で理解する人々ならば。日本人が歌や踊りに優れないのも(私の思い込み?)文字文化圏だからだと思いました。
世界的に知られた作家は多いけれど、世界的に知られた歌手はあまりいない、日本はそういう国です。
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