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大陸性ステップ 旅と音楽。

旅や音楽の記録。

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Love ラワッシュ



ラワッシュ

ドネルケバブをラワッシュという薄いパンにくるんで、マヨネーズなどで濃い味をつけた食べ物がある。軽食だけどボリュームもあって一食に足りるので、昼食や夕食に食べることも多い。

このラワッシュ、タシケントじゅうで食べられるのだけれど、結構当たり外れがあるものだ。私としては、大学の向かいのバーガーハウスのチーズ入りラワッシュがタシケントで最高だと思っていた。

バーガーハウス

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でも、昨日ミラバッドへ行った際に途中のラワッシュ専門店で買ったラワッシュも、すごく美味しかった。バーガーハウスと甲乙つけがたい。ラワッシュの層が厚くて、中身の味の濃さが中和されて、何か黄色いヒラヒラしたものも入っていた。

場所はここ

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オイベックメトロ近くのKafeもラワッシュをやっているけれど、ここはフライドポテトを肉と一緒に詰めるので、私の好みじゃない。湿ったポテトが好きな人にはお勧め。

ここ

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Tataホテルやウエストミンスター大学方面へ行くと、ラワッシュセンター(旧ラワッシュマスター)がある。ここは専門店だけれど、巻きもボリュームもいまいち、なにか足りない感じ。ただ、レストランなので座って食べられるのと、ドネルサービス(米とドネルカバブを盛ったワンディッシュ)がある。

ラワッシュマスター

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日本のファストフードはチェーン店が多くて、どこで食べても同じ味がしてしまうのだけれど、実際に食べくらべてみて自分好みの味にめぐり合ったときの楽しさには価値がある。

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再び、タシケント医局めぐり(後編)

医局巡りについていった話の続き。

一箇所目はムキミ劇場裏手にある第五病院だった。やっぱり前回来てPCのインベントリ収集もしてある場所だ。ほかの二人が何をしに来ているか観察してみよう。

ふむ。
ふむふむ。

書類のやり取りとウズベク語の会話を聞いている限り、コビルさんはADSL回線を導入するための電話回線の番号と同意書みたいなものを、書いて持ってくるように頼んでいる。同意書の雛形を見せて、こういうフォーマットで、ここに電話番号を書いて、明日までに持ってきてくださいね、と。

ライロさんは、医局の正式名称と担当者の氏名、電話番号を聞いてメモしている。

そうか、その書類(同意書)を作ってもらうために三日間かけて15箇所をめぐらないといけないわけだね。ライロさんがメモしている情報は前回も同じものを別の人が作っている筈なので、要らないと思ったけれど。

ADSLの回線を導入するためには、日本だと電話とかE-mailで聞けばいいだけなので、わざわざタクシーをハイヤーして医局めぐりをしなければならないことではない。でも書類文化のウズベキスタンでは、きちんと文書にタイプして、判子を押したりしかるべき人がサインしたものを納めないと、先へ進めないことになっているようだ。そういう部分をもっとも電子化、オンライン化すべきだとも思える。

しかしながら、医局をわざわざ訪問して、偉い先生たちとか担当者と握手して、20分くらい世間話して、本題を切り出して書類を作ってもらって、お礼してまた握手して別れるっていうのも、たぶん商習慣のうちなのかも知れない。コネと人脈社会のこの国では、顔つなぐ、っていうことがビジネスの基本のようだから。そりゃ電話で済むのは彼らも重々わかってるけど、そうやって顔つないでおくことで、末永いリレーションが築かれるのかな。

それから、コビルさんは実はまだ24歳くらいなのだけれど、例の一連の「握手して、世間話して、本題を切り出して~握手して別れる」っていうある種の営業活動を、じつに堂々とこなす。24歳の日本の会社員なんてまだ見習いチックでしょう。でもウズベク人は、子供の頃からバーバル(口頭)コミュニケーションを鍛えているせいか、24歳でベテラン営業マンの風格がある。そういうところ、良いと思う。

そういうところはとても良いので、移動中にトイレ休憩をさせてくれなかったり、3時過ぎまでお昼を食べさせてくれなかったり、駅も何もないところで足の無い外人(私)を降ろしたり、というところも改善してくれるよう期待してる(しつこい)。

再び、タシケント医局めぐり(前編)


橋幸夫似、ミネラルウォーター男。

それにしても、暑い。

今日は、ミルゾウルグベック地区のはっきりいってMiddle of nowhere(どこでもないどこか)で車を降ろされてしまって、なんとかツム百貨店まで帰ってきたけれど、空はあくまで青く、日差しはあくまで強く、思わず口から何か出てきそうな初夏のタシケント。気にせず日向を歩いていると、熱で倒れる可能性があるので、なるべく日陰を選んで歩いた。

この季節、バーブシカ(おばあさん)は街路樹から桑の実をつまんで食べているし、ロシア人は肌をこんがりと焼くために男も女も過剰露出になるし、ウズベク人は昼間は外に出ないで、日が暮れかける7時くらいからぞろぞろと外に涼みに出てくる。

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「さあ、出かけましょう」

いつものように、オフィスで座って業務をしていたら、11時過ぎたころになってライロさんが言った。

「どこへ出かけるんですか」
「私とコビルさんとあなたは、これから車に乗って市街の医局巡りをしなければならない」
「そこで何をするんですか・・」
「私にはわからない。チーフに聞いて」

このパターン。以前にもあったので慣れていないわけではない。

とにかく10分後にはダマス(小さいバン)に座って出発していた。面白いのは私がこれから、どこへ、何をしに行くのかもわかっていないこと。

同行しているのはロシア語しかわからないライロさん、ウズベク語しかわからないコビルさん。一応彼らに聞いてみたが案の定「チーフはなんて言ってたの?」「私にはわからないわ」という返事。たとえ説明されても言語スキル的な理由でわからないかも知れないけれど。

実際には出がけに1分くらいチーフと立ち話できていて、「あなたは、医局に行ってネットワークに接続するPCの情報を収集してほしい」と言われていた。しかし、PCの情報を収集、って大雑把なことを言われても、いったい何を求められているのかわからないよ。

前にも思ったことだけれど、せめて前日には私が「どこへ、なにをしに、行くのか」「それによって、何を期待されているのか」をミーティングなりで納得するまで話し合えないものかと思う。あとは、従業員たちが、言われたことを言われたまま「するだけ」なのではなくて、みながちゃんと全体像を理解していることは重要。誰も全体像を理解していないので、私が何をきいても、「知らない、チーフに聞いてください」という答えしか返ってこないんだね。

仕方が無いので今日は、みなが何をしているか観察してみて、自分にできることがあるかどうかは自分で決めることにした。PCのインベントリ収集とか機種名なんかは前回の訪問時にリスト化してあるので、「PCの情報を収集」という仕事はないはずnanda.


この国の仕事の進め方は本当にトップダウンで偉い人だけがいろいろと頭にプラン、全体像を持っていて、その下で働く人々はじつに、「随時言われたことだけしていればいい」ように見える。これは、文化的(家長制)、宗教的(イスラム的)なバックグラウンドがあってそういうことになっているはずなので、容易に外国人である私が口を出せたり、変化を求められる部分ではないと思っている。私にとってわかりづらいのは確かなんだけど。

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とにかく、3箇所の医局をまわって、3時過ぎにカラスー地区へ行くというライロさんをバスの通り道で降ろしたときに、私も一緒に降りた。彼らが帰ろうとしている職場は私の家と反対方向だったからだ。でも降りた場所はまったく土地勘の無い場所で、まったくMiddle of Nowhereだったので、後悔した。ちょっと遠回りして最寄のメトロ駅までくらい行ってくれればよかったのに、そういう気遣いはしてくれないらしい。

(続く)

本業は、なんだ!

デジカメで撮った写真を印刷するときに、タシケントでは街中の写真印刷屋に頼む。普通の写真サイズのものが400スム(20円弱)なので、日本と同じくらいの値段。でも、専用の印刷機ではなくて、日本製の家庭用プリンタで印刷するので、お手軽なものだ。紙質が悪かったり、インクが切れていたりすると、品質の酷いものをつかまされたりすることが今日わかった。

あまり普段は印刷しないのだけれど、人にあげるために6枚ほど街の印刷屋(といっても、携帯の料金を支払う端末屋が片手間でやってるような、しょぼい印刷屋)で、印刷してもらった。丁寧に袋に入れて封をして渡してくれたので、嫌な予感がしてその場で開けて、中身を確認したら、枚数は間違っているし、きちんと印刷されているのは一枚だけで、あとの五枚はインク切れのまま印刷したような、ひどい仕上がりだった。悪質だと思ったのは、綺麗に印刷された一枚を表に、悪いものをその後ろに隠すように渡されたこと。小ずるい。

「ちょっと、枚数も間違っているし、この二枚はなんでひどく品質が違うの?」

と問い詰めてみたら、品質が悪いのはカメラが悪いからで、自分の仕事は悪くない、と、子供の言うような言い訳。実際に、同じファイルから2枚印刷してもらって、その1枚は綺麗で1枚は酷いので、カメラが悪いわけがないのに。

とりあえず正しい枚数分は印刷させて、品質に関してはあくまで悪くないと言い張られたので、それ以上交渉はしなかったけれど、ちゃんと全部を確認してから金を渡すべきだったと後悔した。あとは、今後はちゃんと「写真館」と看板を出しているところに頼むようにする。

その後、別の用事で、本のコピーをとる必要があって、インターネットカフェ兼コピー屋に行った。そこでは、係りの男が「プリンターは、品質が悪い(二 ハラショ ラボータエト)」と言い切るから笑ってしまった。品質が悪いからコピーはやってないのか、品質が悪いけど文句は言うな、という意味なのか、わからないし、品質が悪いなら看板をはずせ。と、思ったが急いでいたので、品質が悪いって、どういうこと?と聞くと、ためしに印刷してくれた。印刷用のトナー(インク、のようなもの)がたぶん切れかけていて、印刷ムラがあるけれど、文字は読めるレベルだったので、金を払って貰ってきた。

品質が悪いのをわかってて隠して売ろうとする奴もいることを考えると、客に「このコピーは品質が悪いぞ」と言うコピー屋は変だけど、良心的ではあるのかも知れない、などとおもいつつ、帰宅。いや、やっぱり変かな。コピー屋なんだし。

とにかく、あれこれと兼業をしているケースがこの街には多いけど、やっぱり専業の人に頼んだほうがいい、ってことはわかった。携帯料金受付、兼タバコ屋とか、ネットカフェ、兼コピー屋とか、そういうの。誰のどれが本業なのか、っていうのに気を使ったほうが良さそう。

Life is hard ...chewy brown bread.

ウズベキスタンのパンには何種類かあって、丸いパン(レピョーシカ)はウズベキスタンの伝統的なものだ。バター入りのパテルとバターを入れない素朴なパンがあり、いずれも焼きたてのフカフカしたものが有難がれる。一方でロシア人が食べる、箱型の黒パンがある。これはとても硬い。

どのくらい硬いかというと、そのまま人を殴ったら怪我をさせられるんじゃないかと思うくらい硬い。殴った事が無いので検証はできていません。スライスするときも、ナイフというよりのこぎりが必要、とたびたび思う。この硬いパンを、私はスライスして食パンのつもりで食べるのだけれど、たぶんこの食べ方は間違っていると思う。

靴底を噛んでいるような硬さと匂い。(そう、匂いといえば、ウォッカを飲むときに、ショットを飲み干したあとに黒パンの匂いを嗅ぐと悪酔いしないと言われている。) 本当にロシア人はこういう食べ方をしているのだろうか。

たぶん、ボルシチみたいなスープに浸してふやかして食べるのが正当なんじゃないかと推測している。だって、そのままではあまりに硬くて、顎が疲れてしまう。どんな風に食べるのが正解なのか、誰か知っていたら教えてください。

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食べることに関連して、スパゲッティナポリタン。チーズは高くて買えないので、あんまりカルボナーラみたいなスパゲッティ作れないな、と思っていたし、フレッシュバジルだけで食べるのも味気ないから、あまりスパゲッティを食べる気になれなかった。でも、ケチャップは色々な種類のが買えるので、玉ねぎとチキンソーセージを使ってナポリタンにしよう、と最近思いついた。

若い人が全部やってくれる

確かに私は職場で一番年齢が上なのだが、どうやら敬われているらしいということに最近気付いてしまった。

というのも、現場の仕事みたいなものは全部若い人たちがやってくれて、本来プロフェッション的には私がやったほうがいいようなことも、私が居ない間にすっかり済ましておいてくれていて、私は机にふんぞり返って座っていればいいみたいなシチュエーションになっている。

昨年あたりから新しいITルームを作るという話があって、私が企画段階から参加して図面を書いたり、機器の選定をしたりした。それきり忘れていたのだけれど、最近、部署が移動して空いた部屋に、ある日突然家具屋が現れて、木製のパソコンデスクのようなものをガンガンと組み立て、一方でPCや通信機材は入荷して山積みになり、おお、動き出している、と思ってみていた。家具が出来たら次はネットワーク/電源の設置なので私の得意な仕事か、と思いきや、私の知らない間に、週末や夜間時間帯などを使って、若いなんでもやる職員さんたちによってすっかり組み立てられていて、私の出番は特に無かった。



なんだい、おれは机に座っているだけでいいのかい


と若干寂しい気持ちにもなりました。プロセスに突っ込みどころはあれど結果的にはちゃんと出来ちゃっているので、この国の若いエンジニアたちが出来ないわけじゃないんです。むしろちゃんと自分たちで出来ているの。それは評価するけれど、それならなんで私が日本くんだりから呼ばれてるのか、って考え始めると心穏やかでは済みません。

しかもその部屋は将来的に「私の部屋」になってしまうらしく、私用の大きなデスクも着々と準備されつつあり、あのー、いいんでしょうか何もしてませんけど。

こちらに来る前は、できているものを改善するとか、できてないものをできるように教えるとか、そういう風に活動を想定していたのだし、他の国々のエンジニアJOCVにしてもそういう活動が多いものと思います。しかし現状はできているし、資金も機材も潤沢だし、そうなるとどうやって協力して差し上げたらいいのでしょうか、なんて思う今日この頃。しかし、この状況、別にウズベキスタンにおいてだけの状況ではない。

私ももうすぐ40という歳になって、はっきりいって会社員経験しかなくてゼロからイチを作り出すような特殊なスキルは無いし、20代ではじめて仕事でコンピューターというものに触った私などからすると、今の10代20代の人たちなんか、生まれたときからコンピューターに触ってるわけなので、正直言ってデジタルネイティブ世代には勝てないって思います、特にプログラミングなんかは。

今から日本に帰ってまたITのおしごとに戻ろうったって、もう現場の仕事なんか期待できないでしょう。40代だと管理職みたいな仕事がメインになって、現場では若い人たちがせっせと働いてくれて、っていう感じになるだろうし、管理職をする勤続年数長い40代なんてITの会社には幾らでもいるだろうし。だからもうITの会社に戻るつもりは無いです。40目前にしてまたもアイデンティティの危機なんだけれど好きでそっちを選んだものであまり文句はありません。

からの~、メフモン

木曜日のハスティイモム参拝から、レストランへ、その後もう日が暮れたので帰宅、と思いきや、そのままアブロル君のご自宅へ連れて行かれてしまった。

連れて行かれたといっても、別に手錠+猿轡されて拉致されたわけじゃなくて、そのまま車に乗せられて彼の家へ到着したというだけの話だ。私としては、日も暮れているし、家で用事もあるし、今日は寄らないで次の機会に、とやんわりお断りをしていたのだけれど、「5分だけでいいからさ、ちょっと両親とあってさ」「お茶だけ飲んだら家まで送るからさ」とか言われて、週末の終電近い新宿でナンパされてる女子の気分。ウズベキスタンでは、5分だけとかお茶だけというのは額面どおり受け取ってはいけない。

先日のサマルカンド観光で、ふらっとバスに乗ってきて知り合ったアブロル君は、ただの英語が得意な青年だと思っていたのだけれど、実はいっぱしの青年実業家で、アパレルショップを二店も経営しているショップオーナーなのだった。自慢げに自分のジーンズショップを見せてくれて、それから自宅に連れて行ってくれた。


アブロル君の店

彼の家は、大柄で寡黙なおとうさんと、年齢を感じさせない美人のおかあさん、22歳のアブロル君と、20歳くらいの弟、そして3歳の末の弟。おかあさん以外は全員男性の家庭だ。末っ子は、おかあさんが40歳のときの子だと、おとうさんに自慢されてしまった。おとうさん、頑張るなぁ。ウズベキスタンには、このくらいの歳の差のある兄弟は多い。結婚して一子、二子を設けて、それから母親が仕事に復帰して、一通り働いて引退してから、もう一度子作り、というパターンなんだろうと思うけれど、叔父さんと甥/姪の年齢差が5歳くらいとか、ひょっとしたら同じ歳とかにもなりそうだ。

ウズベク人は、家族と家庭をとても大切にすると思っていたけれど、親類縁者のコネクションがモノを言う社会では、幅広い年代層に家族/親類がいるっていうのは、戦略的にも良いことなのかもしれない。

5分だけの訪問だったはずが、15分になり、結局、ご飯を作っているから食べないで帰るのは失礼ですよ、などとすまし顔で言われ、おいしいオシュとチキンをいただき、記念撮影をした頃にはもう10時半を過ぎていた。さすがに夜遅いので失礼しますと言って、帰宅。

帰り際にお母さんが、「うちは女がいないので、すぐに作れるようなものしか出せなくてごめんなさいね」と仰られた。日本人以外にもそんな風に言う人たちがいるとは、ウズベク人って奥が深いと思う。

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自閉な子供→ヒッピー→フリーター→IT会社員→ウズベキスタンで協力隊→無職→近所に就職。今後はたくさん旅をします。ときどき音楽の話題も。

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