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再び、タシケント医局めぐり(前編)


橋幸夫似、ミネラルウォーター男。

それにしても、暑い。

今日は、ミルゾウルグベック地区のはっきりいってMiddle of nowhere(どこでもないどこか)で車を降ろされてしまって、なんとかツム百貨店まで帰ってきたけれど、空はあくまで青く、日差しはあくまで強く、思わず口から何か出てきそうな初夏のタシケント。気にせず日向を歩いていると、熱で倒れる可能性があるので、なるべく日陰を選んで歩いた。

この季節、バーブシカ(おばあさん)は街路樹から桑の実をつまんで食べているし、ロシア人は肌をこんがりと焼くために男も女も過剰露出になるし、ウズベク人は昼間は外に出ないで、日が暮れかける7時くらいからぞろぞろと外に涼みに出てくる。

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「さあ、出かけましょう」

いつものように、オフィスで座って業務をしていたら、11時過ぎたころになってライロさんが言った。

「どこへ出かけるんですか」
「私とコビルさんとあなたは、これから車に乗って市街の医局巡りをしなければならない」
「そこで何をするんですか・・」
「私にはわからない。チーフに聞いて」

このパターン。以前にもあったので慣れていないわけではない。

とにかく10分後にはダマス(小さいバン)に座って出発していた。面白いのは私がこれから、どこへ、何をしに行くのかもわかっていないこと。

同行しているのはロシア語しかわからないライロさん、ウズベク語しかわからないコビルさん。一応彼らに聞いてみたが案の定「チーフはなんて言ってたの?」「私にはわからないわ」という返事。たとえ説明されても言語スキル的な理由でわからないかも知れないけれど。

実際には出がけに1分くらいチーフと立ち話できていて、「あなたは、医局に行ってネットワークに接続するPCの情報を収集してほしい」と言われていた。しかし、PCの情報を収集、って大雑把なことを言われても、いったい何を求められているのかわからないよ。

前にも思ったことだけれど、せめて前日には私が「どこへ、なにをしに、行くのか」「それによって、何を期待されているのか」をミーティングなりで納得するまで話し合えないものかと思う。あとは、従業員たちが、言われたことを言われたまま「するだけ」なのではなくて、みながちゃんと全体像を理解していることは重要。誰も全体像を理解していないので、私が何をきいても、「知らない、チーフに聞いてください」という答えしか返ってこないんだね。

仕方が無いので今日は、みなが何をしているか観察してみて、自分にできることがあるかどうかは自分で決めることにした。PCのインベントリ収集とか機種名なんかは前回の訪問時にリスト化してあるので、「PCの情報を収集」という仕事はないはずnanda.


この国の仕事の進め方は本当にトップダウンで偉い人だけがいろいろと頭にプラン、全体像を持っていて、その下で働く人々はじつに、「随時言われたことだけしていればいい」ように見える。これは、文化的(家長制)、宗教的(イスラム的)なバックグラウンドがあってそういうことになっているはずなので、容易に外国人である私が口を出せたり、変化を求められる部分ではないと思っている。私にとってわかりづらいのは確かなんだけど。

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とにかく、3箇所の医局をまわって、3時過ぎにカラスー地区へ行くというライロさんをバスの通り道で降ろしたときに、私も一緒に降りた。彼らが帰ろうとしている職場は私の家と反対方向だったからだ。でも降りた場所はまったく土地勘の無い場所で、まったくMiddle of Nowhereだったので、後悔した。ちょっと遠回りして最寄のメトロ駅までくらい行ってくれればよかったのに、そういう気遣いはしてくれないらしい。

(続く)
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