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大陸性ステップ 旅と音楽。

旅や音楽の記録。

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プレスカンファレンスに行ってきた その1

15.11.2012

ロシアでディスプレイや電子黒板、テレビ会議システム等のソリューションを提供するPOLYMEDIA社のカンファレンスに行ってきた。会場はボドムゾール駅徒歩5分のRaddisonBLUホテル。

今回のカンファレンスは電子黒板ソリューションをデモするのが目的だったようで、タッチパッド型の電子黒板、非タッチセンサー式のホワイトボード、大型ディスプレイ等総額いくら?おいくら万円??ていうデバイスが並べられていた。

デモ自体は夢っぽくて面白かった。タッチパネル液晶になったオフィスのデスクを囲んで綺麗な人たちがファイルを広げたり画像を並べたり・・・確かに実現可能な未来だけれど、業務を相当コンテンツ化しないと活用できない仕事の仕方であるし、一体おいくら?って感じなので、なかなか実現には遠いんだろうなって思いましたよ。ちなみに後で聞いてみたら最小構成2000ドルとかの感じなので無理ではないかな。

こういうカンファレンスに行くとティータイムがあってお茶とかお菓子とか振舞われるのが常なのだけれど(日本でもそう?)、今回は特に豪華でブッッフェ形式のランチが振舞われた。あらま。

お客さんはジャーナリストとか我々のような教育関係者、あとは軍。下っ端じゃない軍服の特に大柄な人々が10人くらい来ていたので、あれはなかなか他国では見られない、圧迫感の風景であります。

意外に見えたのが、軍のご一行の7割くらいがロシア人だったこと。普段、警官も軍人もウズベク人しか見ないので、てっきり民族政策の一環でウズベクを優先雇用しているものと思っていたのですが、ちゃんとロシア系も幹部として存在しているのね、ってわかりました。

ああいう場所(注:タシケントではカンファレンス系はロシア語で行われるのが普通)でロシア人であるアドバンテージっていうとやっぱりロシア語がわかるってことなので、もし私が偉い人だったら広報官とかそういうポジションはロシア系の比率を上げるだろうって思いました。

感想はというと、最新テクノロジーもソリューションもそんなに存在していないタシケントなので、それっぽいものを見せればわいわい、きゃーきゃーってニュースになる。健全で良い風景なり、って思った。

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Холодный горад (寒い記憶)

9,11,2012

これまで、色々な土地を旅したけれど、なぜか寒いところのことばかり覚えている。

18歳ではじめて船で中国へ行ったとき、上海からなぜか北を目指して満州里というロシア国境へ行った。夜行列車で乗り合わせたグループが白人だったからつたない英語でどこから来たかと聞いてみたら、ロシア人だった。今考えたらそりゃそうだ。でも当時はまったくそういうセンスの無い子供だったと思う。11月の満州里はもうすっかり凍土みたいになっていて、ごみごみしていたのになぜか美しかった!夕日が漫画みたいに大きかったのと蒸気機関車の煙をよく覚えています。

それから冬のハルピン。ピンと凍った空気の中を人民軍のコートを着てぞろぞろ歩き回った。石炭をよく使うのであちこちすすけていて、街が石炭臭かったのが懐かしい。インドではヒマーチャルプラデッシュの山奥で、降雪のために下山できなくなって一ヶ月くらい山小屋暮らしした。色々失礼なこともしてしまったけど、山小屋の彼らは元気だろうか。

暖かい場所、特にビーチで裸でごろごろするのも、サンダルでどこまでも行くのも大好きなんだけど、なぜかあまり記憶には残らない。脳が暑さで緩んでいるのか、享楽的すぎて記憶に残らないようになっているのか、不明ですが。タシケントにも冬がやってきた。ここに住んだことも忘れられない思い出になるんだろうな。

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По изучению русского языка(塾へ通いはじめたところ。)

По изучению русского языка(塾へ通いはじめたところ。)

6,11,2012

こんにちは~。今日もこつこつと生きています。

(銀行)
朝、銀行へ行く用事がありました。昨晩大家がやってきて三か月分の家賃を納めて、手持ちのドルが無くなったのです。NBU(National Bank Of Uzbekistan)に関しては、現金が無いとか、明日また来いといわれるとか色んな噂を聞いていましたので、相当構えて参ったのですが、拍子抜けするほど口座からドルを引き出すことができました。この銀行、日本のように簡単に入れるものではなく、入り口は二重チェックがあり、パスポートやらアクレジテーションやら見せて、やっと警官さんにドアを開けて貰えるようになっています。中は外とは別世界で、すごく綺麗。デスクではウズベキスタンで一番エリートなくらいの美人の銀行員さんが勤務されており、女王様な感じの接客をされるのでオヌヌメです。そして預金通帳はまさかの手書きです。

(模造品)
職場に行くと獅子チーフが、なにやら手招きしているので行って見ると、箱入りのソニーのハンディカムがありました。「あ、どうしたんすか?」と聞くと、「これはある場所から手に入れたソニーのカメラだがおれは模造品だと思っている。君はどう思う?」と言われずっこけましたね。手にとってみると、ボタンはグラグラだし液晶もしょぼいし、見た目はまぁソニーに見えなくも無いし、ソニーのロゴが付いているのになんか違う感じ。よく見るとロゴは嵌め込みされたものだし、外装箱のロゴもシール、型番も書いてない。「んー、これはまぁ、仰るとおりですね」。一通りネットで調べてくれないかとのことで、私の得意な仕事なので10分ほどで中国深センのとあるメーカーがだしている模造品とわかりました。しかもこれ、ロシアで広く売られているらしく、本当にソニー製だと信じてレビューっぽいものや、製品写真を上げているロシアサイトの多いこと多いこと。

(塾)
散々塾の不満を書きましたが、急遽金曜にトライアル授業ができることになり、ちゃんと三名集まることができ、一時間ほどのレッスンをしたところ、三人ともまぁいいんじゃない、ということで塾を申し込むことになりました。申し込みで散々すったもんだした挙句結局最後は帳尻が合っちゃうころがウズベクらしいんですかねぇ。先生は若くてテンポのいい先生で、会話中心に学ぶにはいい感じだと思います。レベル的にも他の2人にも丁度良かったみたいで、良かった。あとはきちんと毎週二回開講してくれることを望みますね。


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Духи (香水)

Духи (香水)

6.11.2012

家賃の集金に来た大家さん。この人は、ウズベク人だけど肌・髪色も薄くてロマンスグレーなタイプなのであまり見えない。かなりいつもいい加減な格好で現れるけど、ただの上下トレーナーでも他の人の服と違い、ひと目で品質が良くて高そうなのがわかる。お金持ちなんだろうなぁ。

家に来ると座ってひとしきり喋ってくんだけど、昨晩は、「君は香水をつけるか」と聞かれ、何を言い出すかと思うと、「俺の愛用していた資生堂Basalaの香水がタシケントでもロシアでも買えなくなってしまったのだが、君は日本人だから買えるのではないか」ということで、ちょっとネットで検索してみると、たぶん資生堂でも海外ブランドらしく、日本のサイトは見つからずにロシアとかUSの通販サイトとか香水のサイトが一覧された。

もし買えるなら今日60ドル置いていくから買っておいてよ、と言うので、サイトがあるだけで買える保障は無いのでお金は置いていかないで、と慌てた。

のちに色々調べてみると、資生堂といっても資生堂フランスという海外のかんれん会社が出していた製品で、もう生産していないという情報が。すまないが新しいブランドを探しておくれ大家様。

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Произношение (ウズベク語の発声の話)

3.11.2012

同僚が30分以上ずーっと電話しています。何を一体そんなに話すことがあるのでしょうか。要点と必要事項しか話したくない私にはとっても理解不能だったりします。ウズ人にしてもロシア人にしても、非常に弁論好きが人々という印象を持っています。

ウズベク語よりロシア語のほうが喋りやすい。というと、また極論みたいに捉えられるし、エーっという反応を得られますが、喉の奥のほうをよく使うウズベク語のサウンドは、日本語とは全然違っていますし、母音も口全体で出しているように思います。これを日本人がまねるのはなかなか難しいです。ほっぺたが攣りそうになります。(同僚のS君はとても大きな口を閉じずにウズベク語を喋るのでなかなか面白い)・他方ロシア語はというと、口先で喋ったほうがよく通じる言語だと思っています。だからロシア人の喋る日本語はわかりやすい。日本語は同じく口先で作るサウンドだからです。

日本語とウズベク語と露語を比較すると、日本語とウズベク語は語順と文法が似ているが発音は似ていない。日本語と露語は文法はまったく違うが発音はしやすい。という感想を持っています。

ちなみに、英語に関して言うと、ロシア語話者の話す英語は比較的癖が無くキレがあるのと比較して、ウズベク語話者の英語はちょっとウズベク語独特の抑揚を英語に落とし込んだ感じの音で、コーランちっく?なんですよね。こうして比較してみるとやっぱり露語も英語もインド・ヨーロッパ語族なんだなと思います。

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Мне не нравится телефона (電話きらい。)

3.11.2012

外国語で電話をするのは、対面よりだいぶ難しい。対面なら表情、身振り手振りや相手の反応でだいぶカバーされている会話も、電話だとただ音声のみ。私は英語がそんなに苦手ではないけど、いまだに英語で仕事の電話をするとか、詳細なコンディションを伝えるのは苦手だ。ましてや、辞書も教科書も無いウズベク語とか、まだ独学3ヶ月目の露語とか、相当無理。

職場に電話に出る担当の女の子が配属されているのだけれど、やっぱりちょっと不在しているときがあって、同じ部屋で働くIごりさんは電話に出ない人なので、仕方がなく私が出ている。早口のウズベク語で話されて、何がなにやら。こちらがわからないとなると、相手は露語に切り替えてくれる。・・・さらに判らないのだが。これぞ有難迷惑。ザ・有難い迷惑。

ほんと、一応外人なんだし、勘弁してほしいし、電話に出てよぉ。電話だいっきらい。

そういうわけでイラついていると、また電話が鳴る。もう頭にきたので今後は全部英語でやらせて頂きます。これまでさんざん、変な対応(※)をしているので、もう "あそこに掛けるとへんな人が出るから怖い" っていう風評が立つまで頑張りたい。(※)「~さんは?」「~サンハ行キマセン」/「~さんは?」「~サンハ○#×」/「ココヒトイマセン」

そういえば、塾を申し込んだときにも、値段とか曜日とか時間とか、色々詳細なことを決めたかったのでメールでやりとりを望んだのに、電話でしか受付業務をしていなくて結局、値段も曜日もなにもかも忘れられていて、話をするたびにイチから決めないといけない感じになったので、塾の話は立ち消えになった。メールで仕事をする文化って、まだこの辺には無い。

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Память (ウズベク人の暗記)

3.11.2012

ウズベク人が暗記を得意とすることに関していくつかの例を挙げたい。

1)地下鉄のセキュリティ係の警官
若いイケメンの警官で、珍しく英語が得意な彼は、私の名前(Taro)を身分証明書で見たきり、数週間後に二度目に会ったときに、「こんばんは、タローさん」と言ってのけた。これは驚いた。

2)ウズベク語の教師
われわれに簡単なダイアログ(会話練習)のプリントを見せて、取り上げて、じゃあ見ないでやってみて、というスパルタな教育をする。当然できないのに、なんで出来ないの?という反応。ウズベクの学校ではそういう教え方するかもしれないけど。

3)ウズベク語の教師(上とは別の方)
午前中、先生がわからない日本語の単語を口頭で教えてあげると、午後くらいからその単語をすぐに使い始める。(メモったりはしない)

そのほかにも妙に地名に詳しい人がいたり、この人たちきっと暗記が得意なんだろうと思うようなことが多々あり、なんだか不思議☆に思っていたのですが、先日とある日本語教師の方と話していましたら、彼らコーラン暗誦するから、暗記は得意だよね、との発言が。あぁーなるほど、コーランか。コーランか。そういうことか。

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自閉な子供→ヒッピー→フリーター→IT会社員→ウズベキスタンで協力隊→無職→近所に就職。今後はたくさん旅をします。ときどき音楽の話題も。

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