ロシア化したお嬢さんが増えてくると起きそうなこと。→未婚率の増加、晩婚化。
彼女がロシア人なので、結婚は難しいだろうと言う
ウズ男子の悩みを聞いたばかりで、一方でウズ女子がロシア化してゆくということは、だんだん未婚率が高くなるのではないでしょうか。
なんで、ウズ男子のお母さんは、息子のロシア人のお嬢さんとの結婚に難色を示すのかというと、ひとことで言うと習慣の違いがあるからでしょう。
嫁は家に入るもの。家に入った時点で、ウズベク家庭(イスラム家庭)でしなければならないこと、してはならないこと、習慣、文化を既に知っていなければならないのです。ウズ女子なら、当然ウズベク家庭で育っているので、家に入る時点でウズベク家庭というものを心得ている。しかしロシア女子は、知らない。宗教も、文化も違う。家庭環境、教育に至るまで違います。
姑さんとしては、家に入ってきた嫁に文化風習なんてイチから教えてられないから、息子の嫁にはウズベクの娘を望むのは当たり前でしょう。
しかし、世の中の流れ的に、タシケントのウズベク人のお嬢さんたちはだんだんロシア化されてゆき、当然のようにロシア語を母語として生活しています。女性の学歴も昔よりは高くなりつつあるでしょう。
すると、息子に嫁を取るお母さんの立場からすると、ウズベク語も話せない、ロシア人のような嫁なら要らないよ!ってことになるでしょう。
日本も少し前までは女性に教育なんて必要なくて、女性は早くに家庭に入り子育て、家事に追われていました。ところが近年、女性が高い教育を受け社会進出をし、人によっては男性より高い学歴、高い収入を得るようになった頃から、結婚できない女性、男性が問題になっています。つまり不釣合いが大量に生じるようになったのですね。ロシア化するウズ女子を見ていると、似たような問題はいずれ起きるようになるとさえ思えます。