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大陸性ステップ 旅と音楽。

旅や音楽の記録。

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春になると情緒がやばい件

今、タシケントはとても美しいです。

あちこちに桜や杏の花が咲いていて、気候も暖かくなり、気も緩みます。

しかし。

私は春が少し苦手です。

冬の間緊張していた心が突然解き放たれてしまって、その副作用で過剰にメランコリックになるのかも知れません。

夏とか秋なら論理的に処理できるようなことがらが、どうも感情に偏って処理されてしまって、それがまた自分をさいなめるような感じ。それは春特有です。

明日は、ナヴルーズ。ペルシャ文化圏の春のお祭りで、祝日なのでした。そして日本では山崎春のパン祭りでしょうか。白いお皿が欲しい。。

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国際感覚のある若者に物思った話

初めてお会いした若い留学生の方がとても国際感覚に優れた方だった話。

関係者で集まる、日本人ばかり10数人のディナーがありました。そこに、ひとりだけ現地のウズベク人の女の子が呼ばれてきていて、彼女は日本語がわからない。

当然、日本語オンリーの場で、彼女は手持ち無沙汰になってしまいました。

そこで、若い留学生と若いJICAボランティア達が彼女の相手をしてあげていた。とても、良い行動だと思いました。

でも、彼女も(多分)退屈になってしまって、じゃあ、帰ります。ということになった。

そこでお見送りを買って出たのが一番若い留学生の方で、そこで、お見送りを立候補できる日本人の若者って、稀有。

私は、それこそ国際感覚だろうな、と思った。

私も、身に覚えがあるので、その気持ちがとてもわかったのです。

とはいえ、一人だけ現地の女の子がいるからといって、日本語を禁止しなければならないかというと、そうではなくて、私サイドからすると、いちおう組織に属しているのだし、たまに会う日本人の同僚と日本語で情報交換したいし、そうする権利も必要もある。

私が、そういった「迷い込んだ人への思いやり」を持っていたのは、自分がどこにも属していない頃(かれこれ20年前くらいになりますか)だったなぁなどと、記憶を辿ってしまいました。

その場所でその行動ができた(そして、それは彼にしか出来なかったはず)、それが国際感覚だなぁと思いました。

やっぱり、あえて中央アジアに留学に来るような人は優れているよね、と思った晩でした。


インド人団体客向けレストランに紛れ込んだ話(1)

用事があって友達と待ち合わせたのがインドレストランでした。

インド人の団体客がゾロゾロと入ってゆき、中では爆音とミラーボールみたいなものがチラチラしていたので、一見して普通の店じゃない感じ。

ディナーをしたい旨、店の人に告げると、はじめはリジェクトベースだった。「すごく辛いインド料理のお店ですけど、いいんですか?」みたいに、店の人も面食らってたみたい。でも暫く話していたら、1人3万スムでコース料理ですからね、みたいな感じで食事できることになった。

店に入ると、ご飯とローティがでてきて、カレーはバイキング形式で申し訳程度、サブジ、ダール、豆、チキン、マトンのマサラがおいてありました。

暫くすると、インド人の団体旅行客30名くらいが店に入ってきて、音楽の音量が上がった。食事なんかしないで高級なウイスキーを飲み始めたインド人団体さん。

そして、ダンサーが登場した

ロシア系とウズベク系のモデルみたいな、おねえさんたちが、ほぼ裸みたいなベリーダンスの格好をして即席のステージへ。インド音楽は爆音。会話もできないくらいに。

壮年の男ばかりのインド人団体旅行者は大いに盛り上がって、ダンサーの間を縫って踊りながら、まるでふりかけを振り掛けるようにダンサーの頭の上からスム札を「撒い」た。

床に散らばった1000スム札をボーイ君がかき集めてビニール袋に入れてゆく。相当な額になってるんじゃない?

最後には全員のダンサーが出てきて、おせじにも上手なダンスじゃなかったけど、インド人の膝の間に入って腰をくねらせるダンスをした。喜んだインド人が、まるで花咲か爺さんが灰を撒くように、1000スム札を「撒い」た。それをまたボーイ君がかき集め、ビニール袋に詰めてゆく・・・。

私は、あまりの風景の下品さと、インド音楽の爆音に目眩がしてしまって、やっと店を出てタシケントの、あまりにも暗くて静粛なストリートに出たとき、深く安堵してしまった。

あれは団体客向けの貸切の場所のはずで、私たちが間借りして食事したのが場違いだったんだと思う。そんな状況で私が下品だなんて言うのは間違ってるんだけど、あえて。すごい場所でした。

(続く)

インド人団体客向けレストランに紛れ込んだ話(2)

さて、インド人団体旅行者がスムを撒いててびっくりしたって話の続きです。

彼らのタシケントツアー予定には、「○日夜、ベリーダンスを鑑賞しながらお食事」と書かれているんだと思います。私たちがたまたまそういう場所に居合わせてしまったわけで。

わかったことは、インド人は団体ツアーするんだな、ということ、タシケントにもそういう(ベリーダンス派遣)エージェントがあるんだな、ということと、インド人は旅先でもやっぱりインド料理とインド音楽が欲しいんだな、っていうこと。

日本人も昔の農協ツアーとかタイ売春ツアーみたいな、多分似たようなことをしていたんですよね。あと、今だと中国人の団体ツアーが多いのかな。そして、インド人も全く同じようなことしてるんだね、っていうのが妙に面白かったのです。次はロシア人かな。(でも、ロシア人は男だけの団体より家族で旅行するのを好みそうだよね、どうなんでしょう)

ダンサー達は、お店の専属じゃない、どっかからロシア人の用心棒とともに派遣されてきた人たちなんです。彼女たちは徒歩で自分の衣装を抱えて店にやってきたし。そういうビジネスがあるんだな、っていうのも新しく知った。

音楽はウズベクとかペルシアじゃなくて(ベリーダンスなのに)、今流行してるインド音楽だったってこと。そして、それをインド人の団体もすごく喜んでいた。料理もインド料理だし。やっぱツアーにきても自分の国のもの食わせろ、っていうのは大国的なんだよね。

いやー、しかし、ウズベキスタンのインド料理店で、ロシア人がインド音楽にあわせて中東のベリーダンスを踊りながらインド人が狂喜乱舞していて、それをロシア人の用心棒とウズベク人のウエイターが後ろで見守ってる風景って、なんともユニーク。どんだけカオスなんすか、と。タシケントじゃないとありえない風景じゃない?すごいっす。

ここに中国人も混ざったら大国そろい踏みだよね、って思った。

ちなみに写真撮影は禁止でした。

サメの輪の中で泳いだ男の話

Теплоход "Академик Павлов" плыл в Индийском океане. Был сильный ветер, и один матрос, которого звали Валерий, почувствовал себя плохо. Он пошёл к врачу. Врач посоветовал ему отдохнуть и выпить таблетку. На теплоходе был обед, и вся команда пошла в столовую. Но Валерий не пошёл туда, а пошёл на палубу подышать свежим воздухом. В это время огромная волна накрыла теплоход и смыла матроса в море.

теплоход/ motor vessel
Павлов/ Pavlov
океан/ ocean
ветер/ wind
матрос/ sailor, madros
почувствовал/ feel
посоветовал/
отдохнуть/ rest
выпить/ drink
вся/ all, the whole
команда/ crew
палубу/ deck
подышать/ breathe
свежим/ fresh
воздух/ air
волна/ wave
накрыла/ cover
смыла/ wash off

アカデミックパブロフ号はインド洋を航海していた。強い風が吹き、1人のマドロス(ヴァレリーと呼ばれる)は気分が悪いと感じた。彼は医師の元へゆき、医師は彼に休養と投薬を勧めた。船内では昼食となり、すべての船員は食堂へ行った。しかしヴァレリーはそこへは行かず、デッキへ新鮮な空気を吸いに行った。そのとき、強い波が船を打ち、船員を海へ飲み込んだのだった。

Теплоход был ещё близко, и матрос поплыл за ним. Через некоторое время матрос увидел огромных рыб, которые плавали вокруг него. Это были акулы. Он знал, что акулы – рыбы осторожные. Если человек не делает резких движений, то акулы не нападают на него. Валерий поплыл медленно и осторожно. Акулы тоже поплыли рядом с ним.

船はまだ近かったので、マドラスは船に向かって泳いだ。少しの時間が過ぎマドラスは大きな魚に出会った(彼の周りを泳いでいる)。それはサメだった。彼は知っていた、サメ‐この魚は危険だということを。もしも人が慌てなければ、サメは人を襲うことはしない。ヴァレリーはゆっくりと注意深く泳いだ。サメもまたヴァレリーの隣を泳いだ。

вокруг/ round
акулы/ shark
резких/harsh
движений/movement
нападать/ attack


Когда на теплоходе узнали, что Валерий упал в море, теплоход немедленно поплыл обратно. И ещё 12 кораблей поплыли туда. Они услышали сигнал СОС с русского корабля.

船が、ヴァレリーが海に落ちたことに気付いたとき、船は急いで戻った。そして12艘の船もそこへ向かった。彼らはロシアの船からのSOS信号を聞いたのだ。

упасть/ fall
обратно/ back
кораблей/ ship

Через четыре часа команда увидела в море человека. Вокруг него плавали акулы. Его подняли на борт. Он был спасён.

4時間後、船は海に人の姿を見つけた。彼のまわりをサメが泳いでいた。彼はボートに引き上げられ、助けられた。

поднять/ Lift up
спасён/ rescue

Это был уникальный случай, когда человек четыре часа плыл в кольце акул.

これが、人が4時間サメの輪の中で泳いだという事故の話だ。

уникальный/
случай/ case, accident
кольце/ ring

公共料金が高いです

昨日、改めて計算してみたら、この街の公共料金がとても高いんだということがわかった。

月に80000スムくらい払っている公共料金の内訳は・・・

マンションの管理費 10,000-
水 4,000-
ガス 4,000-
ケーブルテレビ 12,000-

- ここまでは良い -
‐ ここからが納得出禁 -

電気 22,000-
お湯 25,000-
アタプレーニエ 11,000-

(電気)
電気は確かに使っているけれど、おもに冷蔵庫とPCと、日に二回の湯沸し程度なのです。それがケーブルテレビの月額料金より高いってありうるのかな

(お湯)
お湯代は、実は入居以来一度も払っていません。昨日メーターを検針してみて、8月からの積算で210,000cum払うということがわかったのだけれど、月に25,000スムってお湯の割りに高すぎ。それに、後述のアタプレーニエを毎月払っているうえにお湯代まで払うと、お湯だけで月々35000スム(10数ドル)とか払ってることになる。
お湯に関しては、実は一時期蛇口が壊れて少量のお湯が出っ放しになった時期があります。そのときにメータが跳ね上がって、高額請求になってる可能性もあり。なので、蛇口が直って以来つきにどの位使っているのか今チェック中。

(アタプレーニエ)
アタプレーニエはお湯を巡回させる集中暖房システムです。
アタプレーニエが月に10000スム、金額は妥当だと思うのだけれど、どうやら冬季だけじゃなくて一年中課金されているのです。アタプレーニエが動いていない春夏秋にも月々お金を払う必要があるのですか?

というわけで、これは近所の人とか他の隊員にも確認しておきたいところ。

日本は大人気だがそれは私の業績でもない

海外に出るとつくづく「日本」大人気だなぁと思います。「日本」がひとり歩きして、アイドルみたいな扱いになっている感じがするときもあります。

私が日本人だからそういう人が寄ってくるというのももちろんあるけど、

「日本に行きたいな」
「どうやって日本に行けるの?簡単?」
「日本にウズベク人いる?」
「ちょっと手引きしてくれない?」

等々、よく聞かれます。

何が彼らをそんなに魅了するのでしょうね。極東のユニークな国じゃないですか。

ウズベキスタンの場合は、車に詳しい人には日本車の評判は高い。それから、ウズベク人は結構アジア人の自覚が強いので、アジアの中でも存在感のある日本、という見方をしてくれているのかも知れません。

他の国でよくあるような、アニメ経由で日本に詳しい人とか、最近だとボカロとかきゃりーぱみゅぱみゅとかパフューム経由で日本に詳しい人などは、あまりウズベキスタンには居ません。

日本車もテクノロジーも、アニメもボカロもパフュームも、別に私が作ったものじゃないし、日本の製品や文化が好きな人が日本人大好き!って言ってくれるのはありがたいけど、ちょっと他人の褌で相撲を取ってるような、すわりの悪い感じがあるのも事実。

---

そういえば、やっぱり日本好きな本学の学生のA君がこの前やってきて、

「私に日本で仕事がありますか?」

と聞きました。彼は、日本語を長く勉強しているのでそこそこ話せるのだけれど、残念ながら日本で仕事ができるくらい話せる人というレベルではなくて、とりあえず、日本語が相当話せないと、職につきやすいとはいえないですよ、と答えました。

「私の日本語どうですか?ナルマルナ(そこそこできる)でしょ?」

・・・その自信だけは素晴らしい。しかし、二人称を「あんた」と言ってしまうので、まずは「あなた」に改めるべきか。(誰が教えたんだろうね、「あんた」って中島みゆきかよ)。

「日本の病院で看護師(メドブラット)とか無いですか」

彼は、医大生で、あと数年して卒業すれば医師免許を得られるはずなので、医療関係の仕事につきたいようですが、ウズベキスタンの医師免許が日本でそのまま通用するとは思えない。

残念ながら、免許が違うはずだということを教えてあげて、そのときはそれで別れたのですが、そういえば介護関係の仕事だったら、医療免許とは違うし、これから多いに需要があると思われるので、今度会ったときに教えてあげようかと思っています。

介護は収入もそんなに良くないし、肉体労働と聞くのですが、まだ若い健康な人だし、収入も、(稼ぎの)いいパートナーを日本で見つけて贅沢しなければ、何とかやっていけるんじゃないかな。

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自己紹介

自閉な子供→ヒッピー→フリーター→IT会社員→ウズベキスタンで協力隊→無職→近所に就職。今後はたくさん旅をします。ときどき音楽の話題も。

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