この一週間で考えたことはいろいろあって、とりあえず箇条書きにしてみると。
■ヌクスに行くので不在にするよ、って言ってあるのにそこにあわせて二週間以内で、って振られて、温厚な私ですがちょっと虫の居所がだいぶアレ。
■私のプロジェクトは大人が本気でやれば一ヶ月で終わるようなものなのだけれど、一瞬進んだかと思うと3ヶ月進めなくなって、また一瞬進んだらなぜか3ヶ月進まなくなる、っていう具合で進んでいる。
その、待ってる3ヶ月っていうのは、おかしなたとえだけど、ガマの油を取るために、ガマとにらめっこしている3ヶ月みたいな気分です。お互いに見詰め合って、ガマの油がたらーりと垂れてくるのを待っているようなものです。ほんと、ちゃっちゃとすすめたい。
■Uztelecomに談判に行ったとき、1人目と2人目はまったく話が通じなかったけど、3人目のエンジニア(システム管理者)が若者だったけど、ほんとに理解が早くて、その後のケアも100点だった。ああいう人大事なのだよな。新興国の優秀なITのエンジニアってどっか外国へ行っちゃうパターンが多いはずなのにちゃんと国に残って働いてくれているのが、本当に有難いことだ。
■やっぱり準備をしないで行き当たりばったりで作業してしまうので、結局現地で色々情報が必要になってしまって情報を出してもらおうとするとギャクギッレされたりして、準備9割の日本人としては磨り減る。じゃあ日本人がリーダーシップとって準備すればいいじゃん、って思うでしょ?でも準備する隙がないんだよ。当日の朝に「今日やって」って言われるようなことばかりで。今回もそうだし。たまたま早く帰ってきたらその足で「どこ行って、何やって」って言われるようなことばかりで。
まあしかしそういう行き当たりばったりで何とか結果オーライに収めちゃう不思議な才能がこっちの人にはある。私には無いけど。何にも準備しないでとりあえず関係者が一同に会して「じゃあやろう」とかで、それでうまく行くんだから、はたから見てると神事とか宗教行事を見てるみたいで、不思議。
■停電でうまく動かなかったことに関しては、起こりうる停電も想定して準備しておくのがちゃんとしたエンジニアなんだと思うから、万全に準備したのに黒い幕が、とか言ってるのも私の甘い考えなのかもしれない。結局停電かもしれない、って自分で気づいて確認できたのでいいけど。
■工科大のプレゼンに関しては、前日に告知っていうのもひどいけど、もともとその日はプロジェクトで三箇所の拠点に行く予定になってて、そっちに告知もしてあったので、なんでそっちを簡単にキャンセルっていうか、無かったことにしちゃうのかが一番疑問だ。結果的に早く終わったので行ったけど、もともと行けないスケジュール感だったし。
■ネットワークの実装を知っている人がいなくて、つまり私だけがアイデアを出したり、成功失敗の責任を負っているのだけれど、それが結構負担。日本だとチームでやる仕事なんだろうけど、ここでは全部一人でやっていて、相談相手がいない。他のスタッフは他人事ってかんじで、あからさまに結果だけ求めてくるし、準備なしで即決解決して当然っていう期待をされているみたい。でも、実装はもっとトライ&エラーなので当然いろいろ失敗とか見落としはある。
実際には一緒に作業にまわっている青年がいて、彼だけは他人事じゃなく、とても意欲的なのだけれど、ちょっと意欲的すぎる人で。
彼についてはもう少し別の機会にきちんと書きます。
■そんなこんなで明日ヌクスに行くのに何も準備できてなくてなんか申し訳ない。これからちょっとおロシア語でも書こうかと思ってるけど。
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