今回書くことは、私の独断、偏見で、ウズで二年間働いてみた感想です。
ウズベキスタンでの仕事は、風まかせ。いい風が吹いてくるのをいまか、いまかと待っていて、いい風が吹いてきたときに、その場にいる人が、えいやっ!と取り掛かり、一日で終わらす。そして終わったら、すっぱり忘れる。
だから準備とか予定なんてシャラくらいことはしないし、後になって振り返ったり反省もしない。
コンピューターエンジニアも、緻密に準備してなんかするタイプの人じゃなくて、その場で偉い人の質問に即答して、その場でチャッチャッとなんでも直したり、作ったりする人が喜ばれる様子。当然、それだと仕事は粗くなるし、いい加減なこと言ってたりするけど、なによりその場で即答するっていうことのほうが大事。
「いい風」が吹いてきたときに、「その場」ですぐ済ます。刹那的で、ハードな一期一会みたいなもん。
注文した機器が、入荷まで1年かかったりするのだもの、そりゃ予定立てられないし、入荷したままちんたら持っておけば誰かに取られちゃうかも知れないのだから、さっさと導入して既成事実を作ってしまおう、っていうことなのだろうなあ。
それは、日本での仕事の仕方とは違うけど、ここの人たちは昔からそんな風にやってきているのだろうから、それは変えられないものなのだと思った。
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