Islamic State
今朝の朝日新聞は、イスラム国(Islamic State)の記事が充実していました。
記事の概要としては、欧州・米国等の先進国から、自主的にイスラミックステイトに参加しに行く若者がいるということ。必ずしも人種がアラブ系とか、イスラム教徒というわけでもない、ただの若者が感化されてテロリストに合流するのだそうです。その背景としては貧困や、社会への不満、失業などが挙げられていました。
すごくよくわかる話で、元気な若者が仕事をしないで、情報源が携帯電話のインターネットだけ、という感じに生活しているところに、イスラム国の魅力的なアジテーションがプッシュされてくると、そっちに流れていってしまうということ、あると思います。自己実現の一種で、使命感を感じて自分が必要とされるところに流れていくのだし、そこを突いた上手なプロモーションをしているということでしょうね。
日本でも、仕事をしていなさそうな若者が、せっせと自分の主張をインターネットに書き込んでいるのを見るけど、ああいうのも同じ、自己実現の一種なのかと思います。
目を引いたのは、イスラム国が外国人の構成員に月800ドルの手当てを出しているという点で、きっと食事と住居はあるのだろうし、それと別に月々800ドルもらえるのなら、協力隊員の手当てとあまり変わらない!待遇だけ見るとけっこう魅力的な額なんですよね。上にあげた自己実現云々以外にも、無職で家でネットしているより、ちょっと危険でもシリア行って稼いでこようという若者がいてもおかしくないかと思いました。
日本にも、無職でウップンが溜まってる元気な若者なんてたくさんいる筈だけど、イスラム国はまだ中国や東アジアの若者に向けたリクルート広報はしていないようなので、まだ大丈夫?でももしも本気でそういうことを始められたらわかりませんね。言葉の問題さえクリアしてしまえば。
日本人が英語できないの、ある意味悪事に手を染めない防御にもなってるのかしらん。
PR