入国管理を抜けるといきなりチェックインカウンターが並ぶホールに出ます。ATMと現地SIMカードを探します。
しかし、ATMが見つかりません。とりあえず探すのをあきらめてタバコを吸いに外へ出ますね。
雨が降りそぶるモスクワです。
雨もざんざん、でもなく、大粒でしとしと、よく濡れる雨で気が滅入ります。再度空港内に入るのに厳重な荷物チェックがあります。身に着けているもの、ポケットの中のものをベルトに至るまで全部出してカウンターに預けて、荷物はX線、自分はボディスキャナーを通って空港の建物内に入る必要があります。かなり厳重なテロ対策がなされています。しょっちゅう貴重品を身から離す必要があるので紛失に注意。
広いチェックインカウンターエリアを歩き回ってみましたがとうとうATMは見つけられず。両替ブースは1軒ありました。今回の旅行では現地キャッシングのつもりで、もしものときのために米ドルを300ドルだけ持ってきていたので、うち100ドルをルーブルに交換しました。5600ルーブルになったかと思います。
携帯SIMカードは、空港内のあちこちにMTS(露語МТС)とBeelineがブースを出しています。その日はなぜかどこもMTSのブースにだけ人がいたので、買うことにしました。
データ利用1ギガまで、1週間程度の利用です、と伝えるとそれならこれを、と500ルーブルのパッケージを勧められます。このパッケージのデーター利用上限は?と尋ねますが、係りの若い男の英語が拙くて、「1ギガ、オーケー」しか言いません。普通SIMのパッケージにはそのパッケージの特徴(データ利用上限やスピード、通話可能時間)が明記されているものですが、このパッケージにはロシア語しか書かれていません。それに露語が読めたとしても肝心な情報は何も書いていないので、言いなりにとりあえず500ルーブルのものを買いました。
後になって、何とかロシア語を解読して自分でデータ残量を確認することができましたが、もともと7ギガ使えるパッケージだったようで、帰国する際にまだ6ギガほど残っていました。もっと安くてデータ上限が低いパッケージがあったのかどうか。でも500ルーブルって1000円未満だし、安いからいいか。(ちなみにUAEでは200メガ程度しか使えず1800円もした)
金とSIMを手に入れたので、今度は街へでるためにAeroexpressを探します。空港内に直結しているものと思っていたら、いったん外に出て道路を渡った先に乗り場があるようです。傘もないし、雨に濡れるのが嫌ですが仕方ないです。
乗り場で駅を確認して、Павелецкий Вокзал(パーヴェレーツキー)一枚、とロシア語で頼むとピッソートと返事が返ります。とっさに50かと思って50ルーブル出したら舌打ち対応、500ルーブルの間違いでした。物価の感覚がわかってないのでしょうがないですね。日本の成田エクスプレスが3000円程度なのと比べると、1000円未満(900円くらい)なので、えらく安いです。
こういうレシートがチケットになっており、レシート上のバーコードを改札にかざします。隣の赤いカードはメトロのチケット。
それにしても、ロシア人の女性が舌打ちしたりあからさまにため息をついたりするの、知ってたとはいえロシア初体験の人にはびっくりだと思います。
パヴェレツキー駅、1時間弱で到着です。
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