初めての馬航、期待以上に良かったです!機内食がおいしい、クルーがよく働くしフレンドリー、機内エンタメがセンスいい(特に音楽)、座席は新しくフルフラットで、満足しました。それでは、長々と搭乗記を書きます。
チェックイン成田前泊したので空港着は8時前。カウンターもオープンしたててガラガラでした。案内の男性に「エコノミークラスですか?」と聞かれますがあいにく今回はビジネスです。カウンターでカタール航空のカード、パスポート、携帯画面を見せて搭乗券を貰います。男性係員でしたがテキパキとしていました。ちょっと笑顔がなくて怖かったですが。接客なのでもう少しリラックスして笑顔で仕事したほうがいいでしょうね。
カンタス航空ラウンジ朝の成田はめったに来ないのですが、イミグレーションはかなり混雑していて、自動化ゲートの有難みがわかりました。さっさと通ります。
免税でタバコを1カートン買います。税金が高いので今後は渡航時に最大限タバコを買うことにしています。ちなみに、帰国時の免税範囲は「日本製のタバコ200本と外国製200本」だそうなので、出国時にJTのタバコ、帰国時に外国たばこをそれぞれ1カートン買えることに。
まずカンタス航空ラウンジに入ります。広々していて客も少なく、きちんとシャンパンも飲めるので感激。駐機エリアが目の前なので気分もいいです。食べ物は軽食程度ですが、朝からそんなに食べないので結構。
クロワッサンおいしかった。
その後搭乗前にサテライトサクララウンジにも行きましたが、こちらは満員で座るところを探すレベル。辟易して喫煙所でタバコだけ吸って退散しました。私はサクララウンジはトイレや喫煙所を使うだけでいいです。
搭乗搭乗開始は10時だったので10時ちょうどくらいにゲート93番へ行くと、もう搭乗が開始していました。ビジネスクラスは別通路になっていたので、さらっと通ります。
一人掛けの7Aという席です。ビジネスクラスは搭乗率6割くらいでしょうか。エコノミーはかなり空いているようでした。機材はA330-300です。
遅延
この状態で30分待つ。
ウエルカムドリンク付き
自席について、トイレを利用したりして10時20分頃。滑走路の混雑で出発が10:55分頃になると機長のアナウンスがあります。ブリッジも外され、準備完了の状態で30分も待つのは退屈。結局走り出したのが10時55分頃、離陸は11時過ぎでした。今回乗り継ぎが1時間しかないので遅延は不安です。
日本人とマレー人乗務員担当してくれたのはベテラン風のマレー系女性クルーと日本人の女性クルーで、どちらもフレンドリーでよく働く方。クルーの質が高いと嬉しくなります。
機内食機内食は、まず着席後にソフトドリンク、離陸後にサテとドリンクが出ます。白ワインを貰いました。オーストラリアのリースリング、Pikesというもの。サテのピーナツソースがけっこう飛び散るんですね。服を汚しました。
続いて、メニューが無くてごめんなさい、と断られてから、チキン、ビーフ、ベジタリアンのメニューが口頭で案内されて、ビーフを選択しました。マレーシア航空ではシェフオンコールといって、機内食の事前発注を勧めていて、搭乗前にもメールでシェフオンコールの案内がメニューとともに届きます。機内のメニューがないのもなるべくシェフオンコールに誘導したいのかな、と思いました。
私ははじめての搭乗だったのであえてオンコールは利用せずデフォルトメニューにチャレンジしてみましたが、ソースのかかったビーフは適度な柔らかさがおいしかったです。見た目はかなりウェルダンで硬そうに見えますが。
あと、サラダがフレッシュで美味しかったです。機内のサラダはたいていくたっとしているものですが。
なにより明るいところで機内食を食べられるのがとてもありがたいです。カタール航空だと闇鍋みたいに真っ暗な中で読書灯で食べることになるので、あれではいくらビジネスクラスでも、味を工夫しても美味しく食べられるわけがありません。戦時中じゃないんだから。せめて食事のサーブ中は照明をつけるべき。
デザートにはアイスクリーム。
ベッドにして睡眠機内食に続き、ベテランマレー乗務員さんがどんどんワインを勧めてくれるので酔ってきて、昼寝することにしました。日本時間の午後1時くらいなので本来寝る時間ではないですが、朝の8時から飲み通しでしたので。
機内エンタメ
映画『グランドブダペストホテル』
機内エンタメは反応がよくて、さくさくと動作しています。いつも使ってるカタール航空のエンタメはどうもボタンを押してからの反応が悪く、イライラするのです。使っているCPUがカタールより良いのではないでしょうか。
で、驚いたのですが、機内エンタメのラインアップがとてもいいのです。映画はカタールと比べても同じくらい、結構新作も取り揃えてあります。特にいいのは音楽セクションで、私は米欧の黒人音楽、ソウルR&Bが好きなのですが、かなり名作が取り揃えてあって、感激しました。Beyonce, Solange姉妹のそれぞれの新作、Craig David, Maxwellとか、極め付けはMJのOff the Wallで、思わず踊りました。
Solangeの新作は本当にTouchingで、姉さんはエンターテイナーとして素晴らしい業績を残していますが、妹のほうはまるで求道者のように音楽を作るんですね。驚きです。
着陸前にリフレッシュメント機内は暗いままですが、日本人の乗務員が2時間前にリフレッシュメントの希望を聞きに来てくれて、アイスクリームとフルーツをお願いしました。あとは希望すればカップ麺があるそうです。
アイスクリームとキンキンに冷えたフルーツが甘くておいしく、ブラックコーヒーに救われました。
ベトナム上空あたり
着陸前、日本人の乗務員さんが乗り継ぎについて聞きに来てくれて、到着が20分遅れで乗り継ぎ時間が40分しかないですが、大丈夫でしょうか?と聞くと、この便はサテライトにつきますが、おそらくバンコク行きはメインターミナルなのでシャトルで移動が必要で、それでも保安検査等は無いので大丈夫かと思います。到着後にターミナルでゲートを確認してくださいね、と案内されました。
よく乗り継ぎゲートを個人ディスプレイで表示してくれる航空会社もありますが、MHはそういう仕組みではないよう。
今回のチケットは往復8万円で買っています。でも体験でいうと、往復50万円を超えるカタール航空に比べてもまったく遜色なく、むしろこっちのほうがいいのでは、と思える搭乗でした。ファンになりました。エンリッチ会員になってしまおうかな、と本気で検討しています。
機内誌はGoing Placesといいます。カタール航空の標語Going Places Togetherとかぶっていて。
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