23.11.2012
いつものように、Jahon Studyさん(タシケントで私が通う塾です)でロシア語の授業を待っていると、見知らぬ東アジア系の男性が英語で話しかけてきました。
「こんにちは、こちらはカミラ先生の授業?それなら、今日見学を申し込んでいるんだけれど」
彼は、中国人のビジネスマン。年のころは私くらいでしょう。タシケントで働いていてロシア語を学びたいそうです。
渡りに船だ塾のコースは定員三名で、丁度一人がもう辞めるということだったので、辞める人の代わりに彼が入ってくれるなら私としても渡りに船でした。彼はモスクワで働いていたとのことで、どうやって仕事を見つけたのか、ロシアでの就業状況なども聞けるし、一石二鳥です。
授業に割り込む、発言する彼は初日で授業の見学くらいに思っていましたが、積極的に発言するし、アクティブに授業に割り込んできます。疑問があればその場で大きな声で聞く。彼のそういった感じは、いかにも13億人民の中で揉まれている人という印象。私は中国に数ヶ月滞在しただけで、中国の学校とか大学に参加したことはありませんが、きっとそうやってアグレッシブに授業に参加するスキルが求められるのでしょうね。彼らは13億人の中で上を目指さないといけないので、島国でせいぜい一億人の(しかも老人ばかりの日本で)中でヌクヌクしてる人たちとはちょっと違います。私としては、そういう姿も見て参考にできればいいなと思っています。
ロシア名も持ってる!中華系の人の特徴(だと思ってるのですが)、現地に入ると現地名を持つ人が多いということ。現地名を持てば、名前を読んで貰いやすいし、覚えてもらえやすいということだと思います。日本に来れば日本読みで自己紹介してくれる人が多いですよね。こういうところのノウハウは、華僑として世界各国に広がっている中華系の人のほうが日本人より長じているのではないでしょうか。彼もやっぱり、マキシムとかピョートル(仮名です)みたいな、現地名を使っています。自己紹介でも普通にロシア名を教えてくれるのですが、私には中国名のほうがわかり易いので、改めて聞きなおしました。
新しい友達に期待してます彼がどういう人で、どんなバックグラウンドをもって、何をしている人なのか、全然わかっていませんが、私としてはモスクワ就業の話を聞きたいのと、中国人の勉強方法に興味があったりするんで、Be Niceに、仲良くなれればいいなと思っています。ロシア語レベルは当然モスクワに三年住んでいた彼のほうが高いので、我々としては先生が二人に増えたくらいのメリットがあるんじゃないでしょうか。心配があるとすれば、レベルの問題で彼が嫌になって辞めてしまわないかというところですけれど。いずれにせよ、異国の町で知り合いが増えれば、情報収集にもなるし、今後別の形で露語を勉強する機会もあるかもしれないし、期待しています。
PR