朝、タバコを買いに売店へ行ったときのこと。
売店のゴミ箱に、コンドームの空き箱が捨ててあった。あ、珍しい、と思って、顔を近づけてよく見たら、コンドームじゃなくて、薬の空き箱だった。Sildenafil 100mg、シルデナフィルってナンだっけ・・・・あ、あれ!バイアグラだ!
よく見ると白地にあの男性のマーク(♂)が書いてあって、これは間違いなくバイアグラだなと思った。
ウズベキスタンには、日本やタイと比べて、性的なイメージが無い。当然、性(的なアクティビティ)はあるんだろうけれど、
・人々はお行儀が良くて
・職場やパブリックでの性的な話題も皆無だし
・避妊具なんてどこで売ってるかわからない(多分薬局?)
・そういう看板や、場所なんかも見かけないし、隠れる場所も無いし
なので、ここでは、そっち方面はどうなってるんだろう?って思うことも実はしばしばあった。
たとえば、タイだったら明らかな性産業に従事する人々が練り歩いていたりとか、日本なんて、コンビニで避妊具が買えたり、えっちな雑誌を売っていたり、チラシがあったり、変な外装のラブホテルがあったりと、明らかに性を匂わせるものが目に付く。ウズベクの若者が、日本を訪れたら、あまりのあっけらかんとした性に唖然とするであろう。
そんなことで、5ヶ月くらい暮らしてみて、ふと、ゴミ箱にバイアグラの(ジェネリックの)空き箱がぽいっと捨ててあったのを見つけて、あぁやっぱり、ちゃんとそういうことは、あるんだよね、と妙な安心感を覚えた。
なお、この国では、薬は処方箋なしで街の薬局で買えるようになっている。このシステム、日本にいるときから薬やコンタクトレンズを海外から個人購入していた私には、いいシステムだと思う。日本では薬の購入に制限があって、多くの薬は医師の診断と処方箋が無ければ買えないようになっている。普通の人には時間とお金がかかってしょうがない。
残念ながら商品名(SILなんとか・・・)を失念してしまったので、どなたか見かけたら教えてください。どこ製なのか、とか、もっとちゃんと見ておけばよかった。
(※)気になって、これを書いた後にわざわざ見に行った。商品名はSilamaksだった。私の好奇心は中学生っぽくて、お恥ずかしい。Sil(denafil)でMax!っていうネーミングであるな。
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