自炊しない理由
ほかのエントリを書いていたら、自炊しない、ということばっかり書いていて、自分でもなんで自炊しないのか考えてみました。
ー金が無い
ー食材が無い
ー調理器具が無い
これに尽きる。
日本では、毎食お酒飲みながら自炊していたので、自炊が嫌いなわけじゃないのです。ただ、ここ(タシケント)ではちょっと障壁が高すぎる。
ー金が無い
別のエントリにまとめたとおりですが、日々の夕食代は5000スム程度です。牛肉100gが2500スムくらいになるので、なかなか毎日食材をあれこれ買うような予算が無いです。ところが、ウズベク人家庭では上手に低予算で料理してるんですよね、あれが主婦力というものでしょうね。
ー食材が無い
韓国系の食材を買うならクイリューク(куйлюк/куйлок)バザールがあるし、野菜や肉もバザールで買うほうが安いはずなのですが、あいにくバザールが開いている時間は職場にいるので、バザールに買出しに行けません。ウズベキスタンではバザールに買出しに行くのは専業主婦の仕事なんでしょうね。近場のスーパーで買える食材は割高だし、その食材でできる料理のバリエーションが思いつかないんです。ニンニク、トマト、玉ねぎ、牛肉、香草、塩、コショウで何を作ればいいんでしょうか。限られた食材をちゃんと料理に変えることができるのが主婦スキルなのでしょうが、私にはあいにくそのスキルが無いようです。
ー調理器具が無い
これが一番の問題で、うちにある調理器具は、男性の大家さんが用意してくれたおおよそ実用的でないもので、数枚の皿と何も切れない包丁だけ。ペラペラの下敷きみたいなプラスティックまな板と、刃渡り10センチくらいの果物ナイフはあきれて自分で買いにいったものです。下敷きと果物ナイフじゃ、塊肉を切り分けてラップに包んで冷凍したりできない!ラップないし!チョルスバザールあたりに探しに行って大枚叩いて買えばいいのですが、生活費にも余裕が無いし。
そういうわけで、私は早々に自炊はあきらめて、カップめんか軽食生活に入っています。自炊したいときには、もう休みを取って朝から取り掛かるくらいのやる気を出します。同じタシケントでも、ちゃんと自炊してそれなりの手間がかかるもの(ケーキとか!)を作る隊員も多くいらっしゃいますが、ほんと、どうやってるのかわかりません。生活力の差が出ているとしか考えられない、です。
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