東京からやってきた友達を連れて、ガスピタンにあるロシア正教会(ツェルカフィ)へ。ウズベキスタンで教会?って変な感じがするかも知れないけど、100年の昔からロシア人が住んでいるので、当然教会はある。以前、ブログに写真を載せたら、そこへ行ってみたい、とのリクエストがあった。
空色の壁に金色の屋根で、どことなくおとぎの国みたいな色合いだ。門の前には生活に困ったロシア人のおばさんたちがいて、物乞いをしていた。
中に入ると、聖書やキリストの肖像、聖歌のCDなんかを売る売店がある。本堂は、ろうそくが灯り、ひんやりと薄暗くて、生歌の聖歌が聞こえてくる。去年プッシーライオットというバンドが、楽器が禁止されているモスクワの正教会でバンド演奏をして逮捕された話なんかをした。
ロシア人に敬虔なイメージがあまり無いのは、ソ連時代に宗教が禁止されていたせいもあるかも知れないけれど、私のイメージに反して、敬虔なロシア人があちこちで十字を切ったりお辞儀をしていたりして、とても良かった。宗教施設は、どんな宗教でもたいてい静謐な空間で、なぜか心が清清しくなる。
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