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大陸性ステップ 旅と音楽。

旅や音楽の記録。

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ウズベキスタンの地方都市

後輩隊員の話を聞いて驚いた。

彼女はウズベキスタンの地方都市でとあるNGOにPC操作を教えるために来ウしたのですが、施設(教室)には暖房が無い、電気も来ていない、当然ネット回線も無いっていう状況だったようで、いまだPCが起動するかどうかも確認できないとのこと。

電気が来てないけどPC教えて、って、もう一休さんの頓知レベル・・・。

しかも‐10度を下回る極寒で暖房も無い施設では冬の間は命にかかわるので、とりあえず冬の間は自分の身の安全中心にして、コース指導は春まで準備でいいのでは、とアドバイスしておいた。

他にも、地方に配属されている隊員のレポートを見聞きして、電気が17時から24時までしか来ないとか、水が5日間断水するとか、水道管の破裂とかひどい話を色々聞いた。これがたまに起きるのではなくて、日常的に起きているそう。

タシケントだけ見ている限りでは、インフラは割りとちゃんとしてるイメージなんだけど、どうやらそれはタシケントだけのようで、地方都市のインフラ整備急務、という印象を受けました。

私の部屋は隙間風がひどくて、アタプレーニエ(集中暖房)がすっかり隙間風に負けているので、部屋で唯一暖かい場所はトイレで、結構トイレで過ごす時間も長いわけだけど、家の暖房がペチカひとつとか、電気ないとか、そういうのに比べたらまぁ楽園レベル。このブログはウズベキスタンの生活紹介みたいなものにしたかったけれど、とてもじゃないがウズベキスタン生活とはいえないので、タシケントの生活ブログ、ということにしたいと思いました。

ところで、電気が無いけどPCを教えるにはどうしたらいいか、って、頓知が大好きなTwitterユーザーなんかに聞くと、意外と楽しい答えが返ってきそうではある。今Twitterやってないけど。

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ЦУМ(ツム)という国営デパート

ЦУМってどうなのー、って誰に聞かれているわけでもないのですが、ツムについて書いてみます。

どんな店?

タシケント中心部にある、三階建てのでかい国営百貨店です。ただ、日本みたいに人が集まる感じでもないし、子供向けの遊具もないし、静かに佇んでいます。店内に入ると、人があんまり居ない。薄暗い。商品は、手に触れられないガラスのケースの中に飾ってあります。その向こうには店員がたいてい椅子に座ってお菓子を食べていたりお茶を飲んでいたり。そして、店員たちの態度は多分日本人には異様に見えると思いますが、無言で客を睨み付けてきたり、客から目をそらして携帯をいじっていたり。絶対に商品を薦めたりセールストークをしたりはしない。今、ツムで見かけるお客はおのぼりさんか外国人の観光客くらいでしょう。

どこかに似てるぞ・・・

実は、この百貨店にそっくりの店を知っています。あれは1992年の中国。飛躍的な経済発展の直前の中国の、国営商店です。いわゆる、商品を服務員が「投げて寄越す」ことで有名な社会主義商店、そこにそっくりなんです。今の中国にはそんな店はありません。まさか20年の時を経てタシケントでそんな店に遭遇するとは思いませんでした。

昔の中国の国営商店も同じですが、店員は、たくさん売っても売り上げが無くても、一定の給与が保障されているので、働けば働くだけ損だと考えているようです。典型的な社会主義ですよね。

現地の人の声は?

現地の人は、ツムなんてすっかり馬鹿にしていて、あそこは、商品を見に行くようなことはあっても、買うことは無いね、と言い切る人が多いです。なぜなら、今のタシケントは自由化されているし、バザールへ行けば同じものが値切って安く買えるのですから、わざわざ定価で態度の悪い国営スーパーで買う必要は無いんでしょう。国営スーパーでしか舶来品が買えなかった時代ではないのです。

私はわりとツム派

ただ、私も同じ意見かというと少し違っていて、何よりきちんと値札がついているのが、日本の資本主義で育った私には安心できるのと、ちゃんとした品質のものが、一箇所に、揃って売っているというところがツムの良さだと思っています。タシケントの市内には、あちこちに市場が点在していて、あれを買うならあそこ、これを買うならあそこ、という具合に、それぞれの市場に商品の特色があります。しかも、値札が無いのでいちいちバーゲニング。足もない、知識もない、言語も話せない外国人には、現地の人のように買い物をするのは難しい。その点、ツムはなかなかいいデパートだったりします。

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送別会をしました。

ドーブルイビェーチェル

疲れました。

今日は、先輩隊員の送別会でした。私にとって、ザ・タシケントとも言える人たちが帰国されるので、さびしいものです。皆さん、本当にお元気で帰国なさってください。

さてさて、現役タシケント隊員の大事な仕事は、歓迎送迎会の開催だったりします。

私の仕事は酒類の買出しでした。ただ、ちょっと問題が起きてしまいました。

32本の酒ビンを、二人で運ぶようにしていたのですが、ちょっと無理があって、運んでる最中に転んで、二瓶割って、加えて割れたボトルの破片で流血の事態になってしまいました。

問題点としては、やっぱり場所がわかりづらかったのもあるし、二人ではちょっと無理があったのだと思います。次回からは、ソフトドリンク3人、アルコール3人の6名体制で買出しをしなければ。

もうひとつの問題点ですが、酒屋でビンをつめてくれた袋が弱すぎて、会場につくまでに全部、破裂してしまってたのです。それで持ちづらいから転んでしまったというのもある。

ということで、再演防止策として次回からは買出し6人体制プラス、きちんとしたマイバッグを20袋用意すること、

怪我をされたNさんには悪いことをしました。早くよくなればいいんだけど。



Googleが使えません

最近、気付いた。今Googleのサービス「だけが」使えないみたい。Googleから応答が無い。

いつから

前からGoogle検索とかリーダーとか、たまに応答悪いなと思っていたのだけれど、最近一ヶ月くらいでひどくて、5回に一回くらいしか応答が無いような状態で、昨日今日は殆ど駄目で、今日はたぶん朝から一度もGoogleのサービスを利用できていない。

どんな条件で

職場の有線ネット環境でも、USBモデム(2つのキャリアで2つとも同じ)でも同じなので、ISPのプロキシとかの問題じゃなくて、それ以前のバックボーンとかIXの問題ぽい。ためしに他の検索サービス(YandexとかYahoo)を利用してみると、全く問題ない。

なにが

私が普段使ってるサービスだと
Google検索
 →検索結果は出るんだけど、検索結果から飛べない
Googleリーダー
Google翻訳
GoogleMap
Chromeの拡張機能Install
サイト内にGoogle-analytics.comのリンクを含むページ

※ただしGmailはなぜか大丈夫

頻度

上に書いたようにまったく通信不可という感じじゃなくて、まれに繋がるときがある。あとリクエストは飛んでるんだけどリプライがタイムアウトする感じ。

影響度合い

私は、けっこうGoogle依存度が高くて、今はけっこうなサービスをGoogleに頼ってるので、割とやばい。それと、なんだかんだGoogleへのリンクをサイト内に持ってるサイトが多くて、そういうところが開かないのが困る。

今日は朝からGoogleリーダーを 一 度 も 開けなくて、しょうがないので他のRSSリーダーを探していて、FirefoxにRSSリーダーがあるらしいのでインストールされていたFirefoxを開くが、全部 ロ シ ア 語 で!わけわからんので、諦めて英語版のFirefoxをダウンロードしに行ったんだけど、Firefoxのダウンロードサイトにgoogle-analytics.comのリンクが埋め込んであるので、なかなか開くこともダウンロードできず、もう、 馬 鹿 !!って叫んでPCを叩き壊したくなった。

もうさー、しょうじきさー、なんで全部ロシア語なの?頭の血管きれそー

RSSに登録してあったサイトをエクスポート&インポートしようにも、元のGoogleReaderが開けないんだから、エクスポートしようが無いわけだし。とりあえず、他の代替サービスに置き換える作業をしゅくしゅくと進める。

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旧宗主国語、旧公用語の今後

旧宗主国の言語


ベトナム・カンボジア

ベトナムカンボジアは、第二次大戦までフランス領だった。当時は当然フランス語教育が行われていたけれど、90年代に私が行ったときにはすでに、おじさんおばさん以上の人々しかフランス語はわからなくなっていた。特に70年代のベトナム戦争を経たベトナムは、若者を中心にすっごく英語が得意だったのが印象的。旧宗主国の言語を排除した結果が今のベトナムカンボジア。

台湾

台湾も、第二次大戦までは日本領だったけれど、今では日本語を話す台湾人は少ない。若い世代は、日本文化に興味を持って日本語を学び始めた世代もいるけれど、それは一部の日本ファンな人だけだ。

インド

一方英国領だったインドでは、今となっては現地語よりも英語の方がプライオリティが高い印象がある。上流な家庭では家庭内の言語が英語だったり、出身地の違う同士の共通語はオフィシャルに英語になっている。出身地の違う学生が集う大学の授業も英語。旧宗主国の言語を母語として採用した心の広い国だ。

ウズベキスタンの場合は?

ウズベキスタンの場合は、宗主国というわけじゃなくてソ連邦の一部だったのだけれど、独立して20年。今は街にロシア語とウズベク語が綺麗に?混在している。今後20年、ベトナム路線、インド路線のどっち路線をいくのがいいと思う?

個人的には、インド路線じゃないかなーと思っている。その理由としては、ウズベキスタンは、今でも周辺のトュルク系(カザフ、キルギスなど)との意思疎通に露語を使っているわけだし、もっと広くCIS諸国(ウクライナ、ベラルーシなど)と連携することもできる。ロシア語はインドにおける英語の位置づけとおんなじじゃない?中央アジアの大トュルク文化圏の共通語はロシア語なのだから。

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ウズベキスタンは親日的って本当?

最近日本のテレビでウズベキスタンの紹介が多い、と先日母がメールに書いていた。ウズベキスタンについて日本で紹介される際に、必ず出てくるのが、「ナボイ劇場」と「親日的」というキーワードだ。

しかし、私はなんだかそれらにひっかかる。ウズベク人の心優しいところ、私は大好きだが、ウズベク人が親日、という感じは、実際ウズベキスタンに生活していて全く無いからだ。反日ということもなく、しいて言えば、普通。

ナボイ劇場だけが残った?

ウズベキスタン・タシケントのナボイ劇場は、抑留日本兵が建築に携わり、市内の殆どの建物が崩壊した66年の地震でも倒壊しなかった。その逸話が、日本に伝わる際に若干オーバーになり、市内の建物が全滅したのに、ナボイ劇場"だけが"残った。だから日本人の仕事は素晴らしいと"現地の人が"たたえている、と伝わっているみたい。

しかし、実際には一番古い建物はアミールテムール広場にある法科大学のビルだというし、どうも他にも、どう見てもナボイ劇場並に歴史のありそうな建物はたくさんある。ナボイ劇場が残ったのは確かだけれど、べつにナボイ劇場だけが残ったわけではない、というのが本当。

だからウズベク人は親日的?

それに、現地の人がたたえている、というのもどうも眉唾だと思っていて、この逸話を言うのはいつも日本人で、現地の人から聞いたことは無い。確かに、ナボイ劇場にはカリモフ大統領による記念銘板が掲げてあるけれど、ウズベク人でそれを知っている人は結構な日本マニアだけで、実際には少ない。

ウズベキスタンが親日って本当?

台湾が親日、ウズベクは親日、トルコは親日・・・って、インターネットではよく見る説だけれど、ほんとなの?ウズベクに関しては、彼ら自身もよく言っているように、遠方からのお客さんは日本に限らず好きなんだよね。過剰なくらい歓迎してくれる。それを特に自分だけ歓迎されたと勘違いしてしまった日本人から広まっただけでは。

ファクトを確認しよう。

ウズベク人は、実際は殆どの人が日本と韓国中国の区別がついていない。もしも親日なのだとしたら、ソニーとサムスンをごっちゃに理解しないでしょう。プレゼンスは、KOICAの人数にしても大使館の立派さも、町中に溢れるLGとSamsungの看板にしても、明らかに韓国のほうが上です。出稼ぎ先としてもロシアについで二番目に人気なのが韓国。タシケントからデイリーで飛行機が飛ぶのはインチョン。

実際は別に親日じゃない。普通。

結論、ウズベキスタンが特に親日ということは無い。日本のインターネットの人たちが思い込んでるだけで、実際は、ウズベク人は日本のことを東のほうの目が細い人の国、くらいのイメージで理解している。で、一部のインテリ層以外は韓国と中国との区別もついてないし、ソニーとサムスンの区別もあやしい。

外国から良く思われたい日本人の気持ちが作った幻想みたいなもの

ウズベキスタンだけじゃなくて、台湾が親日だとか、トルコが親日だとかっていうのは、実際には眉唾で、ただ日本人(の一部の人)がそう思いたいだけなんじゃないかと思います。日本人はなにかと、外国の評価が好き。外国からどう思われているか知りたい。

(例)
全米が泣いた(全米さんが泣いたからって日本人には関係なくない?)
震災の際の日本人の行動に世界が驚嘆(一人の記者の感想が拡大解釈されてない?)
台湾は親日(でも反日親中派の馬総統が再選・・・)
ウズベキスタンは親日(いや、ウズベクはお客さんが好きなだけっすよ)

日本は好かれている!って思い込みたい人々をがっかりさせるようだけど、実際そんなもん。

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加齢にうろたえる

24.12.2012

こんにちは。

週末、温度が高かったせいで、あんなに積もっていた雪もすっかり解けた。今日も5度くらいだろうか、上着のボタンを外すと首筋に冷気が心地いい。マフラーも手袋も要らない。しかし、水曜からまた寒くなるようで、最低気温-16度という恐ろしい予報が出ているので油断はできない。

今日は、駅に行ったらお腹が痛くなり、こちらの駅にはトイレなどは無いのでいったん家に帰り、再度チャレンジをしたら身分証を忘れていたことに気付きまた戻り、三度目にやっとメトロに乗れた。軍人と警官さんを見ると、身分証を持っているか気になる癖がついているので、家のドアに警官さんの写真でも貼っておこうかと思うくらいだ。

ところで、急に加齢を感じるようになってきた。

顔に、割と目立つほくろが二つもできて、どうも夏場、直射日光に当たったせいでシミになったようす。肩にも随分シミが増えている。そう思って色々気にしてみると、体毛のあちこちに白髪が出てきたり、顔の皺も増えた気が。ここいらは上がったり下がったり乾いたり過酷な気候なので、加齢も加速するんだろうか。過去の隊次の人には、赴任したとき髪の毛があったのに、離任のときに少なくなってた人もいるので、あながち無い話でもない。

もしかして、最近おっちょこちょいが過ぎるのも、加齢の影響なのかしらん。この前なんてうっかり靴をはかずにタバコを買いにいって、気付いたらはだしで雪の上を歩いていたし。

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自己紹介

自閉な子供→ヒッピー→フリーター→IT会社員→ウズベキスタンで協力隊→無職→近所に就職。今後はたくさん旅をします。ときどき音楽の話題も。

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