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大陸性ステップ 旅と音楽。

旅や音楽の記録。

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イベント - 日本とウズベキスタンの文化の違い?

学生の質問の中で難しかった質問は、
 
日本の文化とウズベキスタンの文化の違い、というもの。
 
ウズには日本と違う文化がいろいろあります。ボスが大きな権力を持っているとか、結婚相手を親が決めるとか、結婚年齢が若いとか、いろいろ思いつくたびに、「でもそれって、むかしの日本でも同じだったよね?」と思うようなことばかり。
 
実際のところ、日本とウズの違いがとっさにわからなくて、うまく説明できませんでした。
 
謙遜とか、謙虚というのを思いついたのだけれど、それをうまく英語で説明するのはなかなか難しくて、
 
「あまり自分を大きく見せないし、褒められたら否定するんですよ」などと言いました。でも、ウズベク人がいくら自信満々だったとしても、褒められたときにちょっと謙遜する人もいるよな、などと思ったり。
 
遠慮について説明していると、ウズベキスタンのオリング文化(※)と同じ、と指摘されたりしました。
 
(※)ウズベキスタンでも、食べ物をすすめられると、たとえお腹がすいていても一旦は断って、何度もすすめられて初めて口にするといった文化があります。
 
後日、気づいた文化の違いですが、
 
・若いこと=いいこと
 女の子が、ある程度の年なのにすごく自分を若く幼稚に見せる文化はウズベクにはない
・魚食と肉食
・書いて伝える文化
 こちらの人は話して伝えて耳で聞く文化、日本は書いて読んで伝える文化
 
などは、胸をはって違うよ!といえるのではないかと思いますが、自信はないです。
 
余談ですが、イベント中に本当に疲れたので、アー疲れた!というと、「大丈夫?」という反応ではなくて、
「かまわないよ、心配するな」
 
という反応でした。男が疲れるというのは悪いことだから、そういう反応なのかな、それも異文化のうち?

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イベント - 優秀な若者



彼らは、何人かで集まると本当によく喋る。

ボランティアできてくれた本学の優秀な学生たちは、とてもフレンドリーで、いつも色々な話をしました。
 
彼らは医大の7年生なので、今24,25歳が多いのかな。若いって素晴らしいと思いました。普段同僚たちと話していても、決して話題になることのないようなことも、色々話題になりました。おじさんになると、だんだん興味が狭くなって、あまり外の世界に興味を持てなくなるのかもしれません。若くて、なおかつ聡明な彼らは、日本のことを色々と知りたがっていて、いろんな質問をされました。
 
本当の寿司とはいかなるものか
日本では何がタブーなのか
日本で医師として就職するにはどうすればいいか
どんな挨拶をしたらいいのか
ハラキリとは何か
つまるところ日本とウズベキスタンの文化の違いは何か
 
私が嬉しいと思ったのは、彼らの質問がぜんぜん目先の実利的なことじゃなかったことです。普段、そのへんのウズベク人からリクエストされることというと、どうしたら日本にいけるのか、日本の奨学金制度、どうしたらJICAから供与を受けられるのか、っそういうことばかりでした。
 
私が答えられる範囲で色々説明しました。日本では伝統的に握手はしないこと、あまり相手の目を見ないこと。
 
「恋人同士でも見つめあったりしないの?」と聞かれて、ウケました。恋人同士は見詰め合ってもいいです。

 

なべを磨いた

鍋みがき
 
必要に応じて鍋を磨きました。
 
ウズベキスタンでは年に2回、集中暖房システムのメンテのため給湯が止まります。地区によって順繰りに止まりますが、うちは、今週頭から止まりました。
 
それで、湯沸かし器とか鍋とかありったけ使ってバケツ一杯お湯を作ってお風呂とします。今朝、鍋でお湯をわかしたら、なんか臭い。油くさい。
 
油くさいのはわかってたことで、お湯を沸かすのに使った鍋が油まみれだったのです。だから、今朝と仕事から帰ってから、鍋を磨きました!
 
特に、フライパンの蓋としても使ってる鍋の蓋が、すっかり油でコーティングされた状態だったので、まずは、コンロで焼きを入れて、油を炭化させました。
 
そして、いろいろなもので磨いてみました。
 
お酢→くさい
中性洗剤→あまり落ちない
重曹→ハラショー!
 
重曹って、こげつき汚れにこんなに効くんですね。なんか、目から鱗。
 
私もだんだん、なんでも直すソ連人化しているようで楽しいです。

イベント - どうやって母語が二ヶ国語に?

12人の優秀な学生たちは、英語・ウズベク語・ロシア語をかなり流暢に話し、仲間内で話す際にも、かなりコロコロと言語が切り替わるので、面白くて、私は、前から気になっていた疑問を聞いてみました。
 
「いったいどうやって母語を二ヶ国語にできるのですか?」
 
ある生徒は、家庭内ではウズベク語で話していたが、初等教育以降を全部ロシア語で受けているので、自分の母語はロシア語だと思うけれど、ウズベク語も母語レベル。
 
別の生徒は、家庭も学校もウズベク語だけれど、ロシア語で習い事(楽器を師事)をしていたので、ロシア語も普通に使っていた
 
その他の生徒は、家庭も学校もロシア語で、15歳まではウズベク語が話せなかったけれど、その後(何かして)自然に覚えた
 
別の生徒は、家庭も学校もウズベク語だけれど、ドキュメントやなにやら普段からロシア語に触れているので自然に覚えた、他の人もだいたいそんな感じじゃない?とのこと。
 
彼らと同じ世代のタシケント人の若者でも、ロシア語がからきし駄目な人もいるので、やっぱり親がなんらかの形で教育熱心だった(習い事とか、ロシア語コースに通わせるとか)場合に、バイリンガルになるのがひとつと、学校等でロシア語が得意な子とウズベク語が得意な子が同じグループになるなどして、普段から教えあったりできる環境にあると、上達するのかも知れません。
 

イベント - ボランティアの若い学生

今回は外国からのゲストが多かったので、学内から英語の得意な学生たちを12名ピックアップして、ボランティアとして運営に加わってもらいました。
 
空いた時間には彼らとずっと話していたのだけれど、それがとても面白かったです。
 
普段、ウズベキスタンの若者と話す際には、通じないロシア語とかウズベク語でやっとの思いで話すので、大事なところが伝わらなくてもやもやすることが多いのです。ところが、今回の12名の若者は、Toeic900点弱の私よりはるかに上手に英語をぺらペーらと話すので、意思疎通のなんと楽なことか!
 
それで、普段知りたいと思っていたいろいろなこととか、たくさん聞くことができました。彼らも、日本という国にいろいろ興味を持ってくれていて、普段から知りたかった日本のことをたくさん質問してくれました。
 
ある子は、「日本には、『武士道』という本があって、そこに書かれている生活の規範どおり生活している」と思っていたそうで、その、イスラムと微妙にまじった武士道感が面白いと思いました。
 
別の子は、まだ日本には侍の精神が強く残っていて、ウズベキスタンにあるような、トップダウンな家長制度のもと、侍の精神を持った人々が住んでいると思っていたそうで、残念ながらそれはもう崩れ去っていると説明すると、ひどくがっかりとされてしまいました。
 
そうそう、私は、ウズベキスタンに来てはじめて、あの逸話を知っているウズベク人に会いました。
 
あの逸話というのは、日本人の抑留者がアリシェルナボイー劇場を建てて、そのため、1966年の大地震においても、劇場は倒れなかった、という逸話です。
 
私は、正直その話があまり好きじゃなくて、なぜなら、海外で評価される日本人、というのを大げさに報道して、自己賛美するようなのは、あまり謙遜を好む日本人らしくないと思うからです。現実にこちらに来てから、そんな逸話を知ってるウズベク人にも会ったことが無いので、そんなものだよな、と正直思っていました。
 
でもある学生が、日本で報道されている通りの逸話を私に話したので、妙にびっくりしました。「震源地がナボイ劇場だった」という尾ひれまでついてました。知ってる・知らないというのは、家の教育の程度によるのでしょうか。日本人は偉いんですね、と言われるのは、嬉しかったですよ。
 
 
 
 

大口径標準ズームいらないのでは

今回のイベントを通して、結局35mm(50mm相当)のレンズでずっと撮影したけれど、寄れないことを除いては不自由を感じなくて、
 
次に一眼を買うときは、ぜったい大口径標準ズームだな!と思ってたけど、(例、OM-D E-M10+12-40mmf2.8とか)、以外と標準ズームて不要なんじゃないかな、と思い始めています。
 
普段撮るには50mmで十分で、標準ズームを8万で買うんだったら中望遠の明るいレンズを買うとか、広角側ズームを買うとか、そっちのほうが使いでがありそう。
 
旅行だったら断然広角で撮りたいので、それなら広角ズームがいいし
会議とか今回みたいに人に密着するなら、標準単焦点と中望遠単焦点だから。
 

つぎにレンズ買うならこれ。暗い会議会場でもあんっしん。




イベント - 撮影

今回のイベントで私の役割は、例によって「撮影係」でした。三日間にわたり、会議や視察にずーっとついていって随所で写真を撮りました。
 
コンピュータ技術者として派遣されている私がカメラを持ってるから撮影係?とも思いますが、私の仕事は2年の任期の間にパソコン使う作業全般になっていて、いまどきのデジカメだと写真をとってコンピュータで加工して、データを配って・・・といった具合で、ぎりぎりコンピュータの仕事ともいえなくも無い!
 
会議風景とか、視察でいろんな場所について行けたりとか、それ自体楽しいものなので、喜んでやっています。
 
とはいえ難しい点も。
 
だいたいの会議会場は、広くて、人がぎっしりしていて、暗いので、写真を撮るには大変難しい状況なのです。
 
今回は、手持ちの一眼にはじめは18-55mm(28-70相当)の標準ズームをつけて撮っていたのだけれど、会場が暗すぎてシャッタースピードがおいつかず、内蔵フラッシュの光も足りず、しょうがないので途中から35mm(50mm相当)f/1.8につけかえて撮りました。それからはずっと35mmで撮影しました。
 
私の一眼は古いD40で、最高ISOが3200なので、1600まで増感してギリギリ撮りました。
 
35mmレンズは、いいんだけど・・・寄れないです。広い講堂の脇のほうから、スピーカーをピンで撮るような場合に、あと2倍寄りたい!というシチュエーションが多かったです。もしここが日本ならその日のうちにレンズ買いにいってるレベルです。
 
引けない悩みはあまり無かったです。35mm(50mm相当)って、自分が下がればかなり全景も入るし、集合写真もなんとかぎりぎり収まる感じでした。
 
もし次回、こういう機会があったなら、50mm相当+150mm相当の、かなり明るいレンズを用意しよう、と思いました。その場合、ズームでf2.8通しだとかなり高価レンズになるので、やっぱり2台持ちが妥当になるのかしらん。
 
撮影テクニックで思ったことは、次のようなこと
・壇上で話してる人がいるときは、胸から上のピンで撮る。2-4人のグループで撮ってもあとであまりインパクトを感じないから。
・意外と、ずっと視線を下げて話す人もいるので、視線をあげたときや、笑顔になったときを狙って撮るのはけっこう難しい。
・私のカメラには手振れ補正が無いが、手振れ補正があっても、身振り手振りの激しい西洋人を被写体にする場合、シャッター速度がやっぱり必要。
 
次にこういう機会があったら、1台はストロボ付き50mm f1.8、1台は150mm f2.8ね。
 
ところでいまどきの一眼レフって超高感度が売りで、ISO25600とか平気で使えるのだけれど、そういう高感度を使う以上、大口径じゃない普通の標準ズームでも薄暗い 場所で撮影しやすいって思っても良いのでしょうか。手ぶれ補正に関しては、上に書いたとおり、手ぶれは補正されても被写体は止まってくれないので、あまり期待できないかな、という感じ。

つぎはこれ買う




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自閉な子供→ヒッピー→フリーター→IT会社員→ウズベキスタンで協力隊→無職→近所に就職。今後はたくさん旅をします。ときどき音楽の話題も。

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