ビールを買ってきた。
このビールは近所のスーパーで樽から詰めて売っているもので、いちおう生ビールっていう商品名がついていて、前は4500スムだったのが今は5000スム。それでも切りのいい値段なので買い物のついでに買うことが多い。
昨日は、予め詰めてあるものを買ってきたんだけど・・・、どうもキャップが甘いのか、長いこと冷蔵庫に入りっぱなしだったのか、ホップもアルコールも抜けちゃってて、かなり残念な代物でした。
まだ夜遅くじゃなかったので、急遽ちゃんとしたビールを近所の酒屋に買いにいってしまった。
ビールを小脇にかかえて歩いていると、通りには若者たちがウロウロいました。土曜の夜って感じ。こちらの若者は、居酒屋とかレストランっていうわけじゃなく、ただ通りで集まってゲラゲラ笑いながら立ち話してることが多いです。
一人の、深刻な顔をした若者が、何か話しかけてきました。たぶん、英語を勉強していて、外国人だと思って話しかけてきたパターンかと一瞬で想定したんだけど、ちょっと違いました。
「・・・・・・・はどこで・・・・・」
「え??」
「・・・・・・はどこで・・・ましたか?」
「え?え?」
「そのビールはどこでかったんですか、と言ってるんですよ!」
(ピバンギスカイエルダンオラシズデイマン!)
「ああ!」
やっと理解できて、そこの商店の裏だよぉー、と教えてあげました。
あまりにもなにげなく早口で聞かれたのと、まったく想定してない質問だったので2回も聞き返してしまった。たぶん外国人だとも思われてなかったと思います。そういえば彼の言葉はタシケント弁じゃなかった。タシケント弁だと、ピバズカッタンオルディズ?たぶん。
ウズベキスタンでは屋外で飲酒することも禁止されているし、やっぱりイスラム教徒の国なので、若者が飲酒するところを滅多に見ません。酒屋に集うのはロシア人・ウズベク人のだいたい引退したお爺さんからおじさんの年代です。かなり、素行不良に類するものなのじゃないでしょうか。
件の若者も、土曜の夜だし、友達もいるし、ちょっと買って飲んでみたかったのかな。よい週末をね、と思いました。