チョルスで安い海賊版のDVDを物色していたら、店員の男性が「キムデルケーヲッテ(誰かが来たようだぞ!)」と言いました。すると、店員総出で、さっさと店を畳んで、隠した!
私は手に買おうとしているDVDを持ったまま、「とりあえず、そこ座って!」と命令されて、隣のチョイホナの空いてる席に座らされて、ぽかーんとしてしまった。
気づいたら、目の前におじさんがいて、(いえ、おじさんは最初からその席でオシュを食べていて、私がおじさんの相席になる形で椅子に座らされた)、私に笑いかけて、お茶を勧めてくれるので、お礼をしてお断りしました。
よくよく聞くと、お廻りさんの巡回があったので、急いで出店を隠したということらしいです。
それにしても、チョルスにお廻り氏なんて普段から幾らでもいるのに、そういうことを取り締まる警官は別なのでしょうか。よく、わかりません。
5分くらいしてホトボリがさめると、店員が戻ってきて、「1枚5000スムで、2枚で10000スムだよ」と満面の笑みで言ったけれど、その店で前に3000スムで買ってるので、とっさに儲けようとしたみたい。
抗議しようとすると、もう一人の店員が、私のことを覚えていて、「この人には前にも売ってるから3000でいいよ」と言ってくれた。
たかだか4000スムぼろうとしたのは癪だけど、一ヶ月くらい前にDVDを買った店員がちゃんと私の顔を覚えていたのもうれしかったし、総合的には憎めない。そう、ウズベク人ってたいていちょっと気になることをしたりするけれど、たいがい、最終的には憎めない。バランスが絶妙で。
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