お昼を外食して、満腹で初夏の暑い街をとことこ歩いていました。マキシム・ゴーリキーの地下鉄駅の地下道を通っていると、いつもそこで警備している警察官が、なぜかニコニコしながら近づいてくるので、とっさに身構えたのですが、顔を良く見ると知ってる顔でした。
「あーーーっ!」
私のブログの中でもかなり古いキャラの、
彼でした。
私がはじめに住んだアパートの最寄のマガジン(コンビニ)で深夜の店員をしていた青年です。タシケントの町だと、ウズベク語で話しかけてもロシア語が返ってくるようなことが多くて、往生していた頃、その青年だけは、私がウズベク語を話すのを喜んでくれて、「ここはウズベキスタンなんだから、ウズベク語で話してくれよな」と満面の笑みでいつも言っていました。
その彼がいつのまにかミリツィア(おまわり)になって、最寄り駅で警備しているなんて。
「元気?何してるの?いつからミリツィアやってんの?」と、ふきだしながら聞いてしまいました。
23歳の彼は、4ヶ月前からミリツィアをしていて、今はMG駅の担当なのだそう。
身体が細身なので帽子も制服もまだあんまりマッチしていない感じだけれど、一年もすれば立派なタシケントのお回りさんになってるのでしょうか。
深夜のコンビニの店員なんかより、警察官は立派な仕事だし、愛国者なのだろう彼らしい選択だな、と、再会を嬉しくおもいました。
ここにきて、自分はとくに望んだわけじゃないのに、偶然いろんな出来事が私の二年間を勝手に
総括してくれているようで、あまり超自然的なものは信じていないけれど、さすがに、「フド(神)の国だなぁ・・」と思わざるを得ません。
総括が向こうから勝手にやってくるの、おもしろい!
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