ロシア語のキム先生はコリアン系ウズベキスタン人。ロシア語話者だが、子供の頃にウズベク人のコミュニティで育ったのでウズベク語も理解できます。先日、バザールでの買い物の授業中に、キム先生がゴスペル歌手のような豊かな声量でこんなことを仰っていました。「私はいつも喧嘩しているよ!喧嘩しないと負けてしまうからね!」
バザールのソトゥブチ(売り手)は大抵ウズベク人だが、ウズベク語のわからないロシア語話者には1.5倍、外国人には2倍の値段で商売するそうです。先生は、売り子がウズベク人に(たとえば)1000スムで野菜を売るのを傍で聞いていて、同じ売り子に値段を尋ねると、1500スムと言うので、「私はウズベキスタンで生まれたウズベク人で、ウズベク語もわかるのよ?なぜ私には高い値段を言うの!」と毎回交渉するとのこと。
朗らかに笑いながらその話をするキム先生は陽気でおおらかで、とても素敵な方です。
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