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大陸性ステップ 旅と音楽。

旅や音楽の記録。

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Язык.

10.10.2012

言語について思うこと。やっぱり、言語なんか出来て当然。

私は今、オフィスで働いていて、同僚たちに「ねぇねぇ、これってロシア語で何ていうの?」と聞くことはなかなか難しいです。皆それぞれに仕事を抱えているのだし、その貴重なリソースを自分のために割いて欲しいとは到底思えない。

実は、来る前は、ロシア語は職場でサポートしてもらいつつ、じょじょに学べばいいか、電子辞書も持ってるし、という甘い考えを持っていましたが、職場で話されているロシア語は全くわかりません。それに、いちいち知りたい単語を教えてもらったり、聞いたりすることができない。彼らは言語の先生じゃなくて、オフィサーとして働いているのですから!

もしも逆の立場で、私が外国からの助っ人なりなんなりを受け入れる立場だとしても、言葉もわからない人が突然現れても困るでしょうし、はじめはいいだろうけど、いつまでも「○○ハ ニホンゴデ ナニデスカ??」と聞かれても困るでしょう。

一応私は、訓練所と現地訓練をあわせて三ヶ月のウズベク語語学訓練を受けて来ウ(ズベキスタン)していますが、普通のオフィスワーク、つまり電話を受けて、電話をして、書類を作り、会議に出て・・・をこなすほどの習得は、私自身の努力が足りず、出来ていません。

いまだに、タクシーでウズベク語を話すと、外国人なのにウズベク語を話して、すごい!と褒められますが、そこで喜んでいては駄目で、あくまで私のゴールは、それで普通に仕事をすることであり、タクシーに乗れるくらいで満足してはいけないのです。

幸い、私が前職で少し英語で仕事をする機会があったのと、職場の人がEUの仕事をしている等の関係で英語が得意なので、今は英語で90%仕事をさせてもらっています。しかし、本来はウズベク語・ロシア語で仕事をすること、となっているので、今は受け入れ先のご好意に甘えている状態です。

旅行の人が、昼下がりの公園で子供と遊びながら現地語を教えてもらうような牧歌的な状況ではありません。言語は出来て当然、のオフィスで、最低でもウズ語、ロシア語、英語の三ヶ国語を自由に話すウズベクの人々に囲まれて仕事をしています。

私がタシケントに来てから必死こいてロシア語を勉強していた(※1)のはそういう理由があるのですが、テレビを見ても毎日辞書をひいてもやっぱりOutputが足りない感じがするので、家の近所の学習塾に駆け込みました。三ヶ月はがんばってロシア語の勉強に燃えよう!と決意しています。

それにしても、JICAのボランティアは、すごくチャレンジングでタフな仕事だなぁと改めて思います(今更気が付いた)。合格したら、三ヶ月で見知らぬ言語を身につけて、単身現地に渡り、四ヶ月目にはもう仕事を始めなければならないのですから。しかも、現地で話されているのが訓練した言語とも限らず、全然違う現地語である場合も多いです(※2)。JICAのボランティアの皆さんすごいです、他人事みたいだけど。

※1 ウズベク語の学習を継続するのではなく、ロシア語を選択した理由は、こちらをごらん下さい。

※2 たとえば、ウズベキスタンだとカラカルパクスタンなどに派遣される場合、ウズベク語を学習して来ウしても、現地語はカラカルパク語となる。

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自閉な子供→ヒッピー→フリーター→IT会社員→ウズベキスタンで協力隊→無職→近所に就職。今後はたくさん旅をします。ときどき音楽の話題も。

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