日曜日の朝。ゆっくり寝ていたかったのだけれど、激しくドアを叩かれて起こされた。スコープから覗くと三人のウズベク人の男が。
安全対策上、アポなしに訪問する人がいても開けてはいけないことになっているので、本当に開けたくなかったのだけれど、過去にも必要な用事でポリスが来たり、階下のおばさんが来たり、TVの集金が来たり・・・しているので、最大限注意してちょっとだけドアを開けた。すると何かドキュメントを見せられて、幸い、押し込み強盗ではなかったらしい。
話を聞くと、私の居住しているミラバッド地区の民生委員みたいな人で、身分証を持っていた。私の居住証の確認に来たみたいだった。
もう、ウズベキスタンでは慣れっこになってるけど、身分証を見せてパスポートを見せて、アパートの契約証を見せて、その上、アパートの家賃を幾ら誰に払ってるという旨の念書みたいなものを英語で書かされて、一通り30分くらい。
帰り際に、「ウズベキスタンに住むならウズベク語をよく勉強しろよな!」って超笑顔で言い放って、握手して帰ってゆきました。勉強しろよな、って何様?ってくらい上から目線なんだけど、まーここでは、過剰なくらい親密なことはよくある。
昨晩は、タバコを買った店の少年(高校生くらい?)に「君はなにじんだ?僕はウズベクだ。よろしくな!」って握手を求められた。これも、過剰なくらい親密。
「俺はウズベクだ、よろしくな」っていうのも、5ヶ月滞在して4回くらい言われたことがある。ウズベクっていうのは言われなくても見ればわかるんだけど、昔からいろんな民族が混ざって共存している土地では特に珍しくもない挨拶の定型なのかも知れない。
日本でコンビニの店員が外人の客に「俺は日本人だ、よろしくな」ってあまり言わないと思うので(人によっては言うかもしれないけどさ)、親密なだけじゃなくて民族に誇りを持ってるんだな、と思う。
それにしても、アポなしで訪問する人には困る。今回は大丈夫だったけど、押し込み強盗だったら洒落にならないし、ロシアだったら絶対開けない。開けたくない。今度アポなしで誰かに訪問されたら、「大家に電話せよ」っていう紙を用意しておいてドアのしたの隙間から見せようか、とか思う。
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