二人の同僚
私の同僚は二人。ウズベク人とロシア人です。年代は、二人とも私と同じくらいなので、特に上下関係も無く、仲良く仕事をさせて貰っています。
異なる考え方
金曜の夜にロシア人同僚は、「明日おれ休むからね」と言って帰りました。「他の人は休まないよね?」と尋ねると、「んー、他の人は知らないから、聞いてみて」という答えだったので、てっきり、彼が個人的に休暇を取るものだと思っていました。しかし、帰りがけに、ウズベク人の同僚と話すと、「明日は、国民の休日だから、職場は開かない」ということでした。国民の休日に関して、「俺は休み」っていう考え方と、「みんなが休み」っていう考え方、全然違いますね。二人の対照的な発言で、この二人の考え方は、まったく違うんだということを認識しました。
ウズベク人の考え方
ロシア人の同僚の考え方は、他人は他人、俺は俺。という考え方に裏打ちされています。一方で、ウズベク人の場合は、みんなとか民族とかいうのが重要で、あまり個人主義という感じは無いです。また、ウズベク人が外国で不適切なことをしたときに、「同じウズベク人として恥ずかしい」という感覚を、ウズベク人は持っているようです。これも、やっぱり「ウズベク人みんな」という全体主義に主軸がありますね。
日本人はどっち
日本人はどっちのタイプなんでしょう。私は、日本人はウズベク人とおなじく、わりと全体主義的な考え方を持つ人が多く居ると思っています。全体主義っていうと堅苦しいけれど、「みんな本位」とも言うべきかな。
Q.日本人が海外で悪さをすると申し訳ない気持ちになる。
Q.国民の休日は「みんなの休み」として認識している。
Q.海外の大きな事故に日本人が巻き込まれていると悲しい気持ちになる。
上に心当たりがあったら、日本人らしいみんな本位な考え方を持つ人だと思う。
個人主義と全体主義
私自身は行き過ぎた全体主義はちょっと気持ち悪いので、全体主義の側にいつつ個人主義寄り、な選択をいつもしていると思います。どっちがいい、悪いというジャッジをするつもりで、このエントリを書いたのではなくて、なんとなく、日本人がウズベキスタンで居心地の良さを感じるなら、そのような共通点があるから、なのかな、と思ったしだい。
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