安いウズベクワインにはまってしまって、最近よく飲んでいる。
昨年中国に行ったときに、現地のファミリーマート(ローソンだったっけ?)でワインオープナーを買った。間に合わせのつもりで、その場限りで使えればいいものだったんだけど、数百円の高くないものを買った。それをウズベキスタンにも持ってきて、ナイフだの栓抜きだのも付いているいわゆる10徳ナイフなので、とても重宝している。長いこと使っているのにとてもしっかりしている。
ナイフでビニールの被膜を切って、ワインオープナーでコルクを空けて・・・
日本で買える中国製品も総じて品質のいいものが多いと思う。100円ショップで買えるものたちなど、殆ど中国で作ってるんじゃないかと思うけど、100円であんなに品質がいいものが買えるのは、ウズベキスタンに居る身にしてみればうらやましいものだ。
一方で、ウズベキスタンでは中国製品というと、安かろう悪かろうの代名詞のようで、広く嫌われている。実際に、こちらに来てから中国製の日用品を買ったりするけれど、700円くらい出してるのに品質は日本の100円ショップの製品の1/10で、なんでもペラペラ、使うのに苦労するものが多い。(なお、こちらで好かれているものはトルコ製とかインド製だ)
中国の生産力の何がすごいって、ピンからキリまで生産できることだろう。
ピン・・・アイフォンとか、日本の100円ショップに輸出されるものは、ピン
普通・・・中国国内で消費されている
キリ・・・ウズベキスタンなどに輸出されるか、中国の貧しい地方で消費されている
こういうことなんじゃないかと思う。私が上海で買った便利な10徳は、まぁ普通レベル。貧しい周辺国には、所得に応じた安かろう悪かろうな製品を輸出できる。
日本は、ピンしか生産しない国だから、値段は当然高い。
ただ、キリをあんまり輸出しすぎると、評判が落ちる(レピュテーションリスク)ので、バランスは肝心だ。
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