珍しく一人で食事だったのだけれど、隣のテーブルになにやらにぎやかな女子の団体がきた。全員ロシア語を話しているが、本学のウズベク人女子学生だった。んー、これがロシア化したウズベク人だなー。
タシケントでは、このようなロシア化したウズベク人の若者はとても多い。それに、ロシア化したウズベク人はタシケントでは昔より多いという話も聞く。
一方、ソ連から離脱したかった、そしてヨーロッパの一部となったバルト三国では自国語教育や英語教育がすすみ、若い世代だとロシア語より英語を話す人たちのほうが多いそうだ。ロシア語話者が増加しているように見えるタシケントとは対照的だ。
いずれにせよ、今はソ連の崩壊から20年しか経過していない。今のこの状態は今しかなく、今後どこの国でロシア語が盛んになってゆくのか、またどの国で廃れてゆくのかは、まだわからない。
もしもロシア語を習得して旧ソ連圏を不自由なく旅行するなら、まだソ連世代が元気にしている今から10年~20年くらいのものだろう。
ちなみに、私は、ロシア語の知的で洗練された響きも好きだけれど、ウズベク語の人間らしい温かみのあるサウンドのほうが、断然好きかもしれない。特に、街で女の子と男の子がいちゃついているようなシチュエーションなら、断然ウズベク語のほうが暖かく、そして可愛い言語だと思う。
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