Lang-8、すごくいいサイトだと思っていて、ブックマークのいい位置においておいたし、色んな人に薦めていたんだけど、今回の変更はちょっと。使い始めた頃が一番使い易かったんだよなー。
L-pointの導入と、優良ユーザーの優先表示で、なんか変なサイトになってしまった印象。
(ユーザーじゃない人に説明すると)
外国語の添削サイトなのです。仕様の変更以降、他人にたくさん添削をしてあげた人は、より見やすい場所に表示されるので逆に添削してもらいやすくなり、他人に添削してあげない人は添削してもらいづらくなる。一言でいうとゲンキンな、仕組みが導入された。
もともと、添削はいっぱいしても、英語を添削してもらえない、っていうユーザーが多かったようで、それを改善すべく、ってことみたい。
でも、世界的に圧倒的に英語学習者が多くて、外国語を習う英語話者って比較的変わり者の類だと思うので、英語に関して需要と供給のバランスが悪いのは、しょうがないと思うの。
少ない英語話者のケツ叩いて添削させようとしても、焼け石に水っていうのかな。
それに、英語の学習者のレベルは総じて高くて、どうしても長文になりがちで、SNSで片手間に添削してあげるレベルじゃないジャーナルが多いから、供給不足に拍車をかけてるとおもう。
だから、英語の添削者がいないのだったら、サクラを雇えばいいのに、って思った。インドとかフィリピンとか、英語が得意な人多いんだから。
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ちなみに、
この、需要と供給のバランスは、日本語-ロシア語の場合丁度よくて、ロシア語を直してくれる人も、ロシア人の日本語を直してあげる人もほどよくいます。私はロシア語を添削してもらえないって問題に直面したことがない。
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仕様変更の弊害がいろいろあって、
-表示順が変わったことによって、妙に古いポストがさも最近のポストみたいに表示されたりするのが問題。
-自分のポストがどういう位置に表示されてるのがわからないのが問題。一時、閲覧数も妙に少なくなった。自分のポストが下のほうにあるのがわかれば、がんばってLポイントためようか、って気にもなるけど。
-いつも同じ人ばっかり上位に表示されてしまうのが問題。
※添削、私はたくさんしているつもりだけれど、添削できないジャーナルはいくつかタイプがあって、そういうのはたとえ一番上に表示されていたって、しないんですよね。
-Lポイント欲しさに乱雑な添削してしまったり、添削能力のない人が無理に添削してしまったり、という質の低下が心配。
普段よくコメントしあうロシア人も何人か、使いづらくなった、と言っていた。
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何より、不快だなと思ってしまったのは、今回の変更が英語学習者だけの利便性を考えて行われていると思われるところ。色んな言語のネイティブがいることが売りなのに、マイナー言語とか学習者の少ない言語を母語とする人にとって、Lポイントの獲得は難しい(だって添削すべきジャーナルも殆どないんだから)。これではフェアじゃないじゃない?
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そういうことで、あまり人に薦められない(特にマイナー言語の人には薦められない)サイトになってしまったなぁと、思いました。
表示順の変更なんかじゃなくて、優良ユーザーには色づけして目立つようにするとか、優良ユーザーの未添削ポストを右カラムにリコメンドとして通知してあげるとか、そんな程度でもいいと思うのに。
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