戦勝記念日の9日、誘われてハスティイモム(または、ハズラットイマム)へ行ってきた。
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ハスティイモムはタシケントのイスラム教関連施設の中でも重要な場所だそうだ。タシケントの初めてのイスラム指導者、Abubakr Muhammad Kaffal ash-Shashの霊廟を中心に、モスク、メドレセ、イスラム大学などが広場を中心に建立されている。
いい天気に恵まれて、日向にいるとちょっとクラクラするくらいの天気だった。
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実はタシケントで観光らしい観光をいままでしたことが無くて、9ヶ月目にしてはじめてのタシケント観光。感想は、すっごく良かった! 雰囲気的にはレギストン広場のミニ版みたいな感じだけれど、怒鳴りつける警官もスリもいないし、高額なチケットを売りつけられないし、観光客は少なくて静粛で、子供がのどかに凧揚げをしていたりする。個人的には、アトモスフィアはレギストン広場よりもずっと好きだ。見るもの見たらすぐに立ち去りたいレギストン広場と違って、一日中ぼんやり座っていてもいいくらいだ。行ったのは昼だったけれど、照明装置もあったので、夜はまたライトアップされて違った感じなのだろうと思う。タシケントには観光する場所が無いといってスルーしてしまう旅行者が多いというけれど、こんなにいい場所があんまり知られていないのは意外だ。
凧あげる子供たち今回の同行者は、先日のサマルカンド旅行で出会った青年。でも、その知り合いとか、その知り合いの知り合いがだんだん増えてくる不思議。中で一人の青年は、グンマという臓物の入った揚げパンを4つもたいらげながら、日本のアニメ愛を熱く語ってくれた。美しいイスラム建築の中で、ひたむきな瞳をした揚げパン片手の青年にバキとか、ナルトとか、私にはわからない最近のアニメ愛を語られていて、なんていうのシュール?
アニメ愛を語る人指導者の霊廟では、同行した若者たちがきちんと座ってお祈りをする姿を見ることができて、印象的だった。普段はあまりイスラム教徒という感じが無いし、あまり戒律的には見えないタシケントの若者たちなのだけれど、もちろん人によるのだろうけれど、敬虔な回教徒もたくさんいるのだな、とわかった。
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日本語 ハスティイモム/ハズラットイマム
ウズベク語 Hasti Imom / Hazrati Imom masjidi
英語 Hasti Imom / Hazrati Imam mosque
場所
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夕暮れ
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