末永くお幸せに。うららかな初夏の気候。タシケントの日本庭園は、とても平和だった。
同僚が結婚するにあたって、二人のなれそめムービーを作りたいので、あんたのカメラちゃんで撮ってほしいんだよね、と相談されたのが先週で、日曜日に即席カメラマンをしてきた。日本庭園で待ち合わせて、300枚近い写真を撮った。
主役の二人は、山ほどの小道具と着替えを抱えてやってきた。テニスのラケット、青りんご、花束、リング、などなど。花嫁の写真を撮影する新郎の姿、とか、相合傘をして何かをみて笑っているふたり、とか、待ち合わせに遅れてやきもきする新郎、などのテーマに沿って、二人があまりにもオーバーにポーズを取るので、笑った。
花嫁は4回もお着替え。新郎も、オイベックの交差点のど真ん中(日本なら銀座)でTシャツを脱いでワイシャツに着替える等、アクロバティックだった。
モデルが美男美女なので、どこで撮っても綺麗に決まって、我ながらよい写真が撮れたと思う。ここで公開できないのが残念(なので、差し支えのないものだけ小出しする)。
帰宅して、少々アンダー気味な写真の露出を上げながら思ったのだけれど、光に強い日本人の黒い瞳と比べて、コーカソイドの瞳は光に弱いはずなので、ちょっと日本人から見てアンダー(暗め)のほうが、彼らには丁度いいのかな、などと思った。部屋の明るさも、西洋人向けの空間は我々日本人には暗すぎたりするので、同じ論理で写真や映画なども少々暗いくらいが丁度いいの?
彼らは、新郎は薄いブラウンの瞳だし、花嫁は青い瞳なので、あまり明るいトーンを好まないかも知れない。
「待ってェ」 「きゃはははァ」
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