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大陸性ステップ 旅と音楽。

旅や音楽の記録。

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雑記

ぐだぐだと雑記。

ロシアも自国のアルコール問題、男性の寿命の問題に取り組んでいるようで、物品税の引き上げによってウォッカの値段が上がったそうです。日本の酒飲みの奥さんが、最近安いウォッカが買えないのよね?と言っていましたがやっと理由が判明しました。

ウズベキスタンは、まだ安い値段で買えます。この国では(カラカルパク除く)、飲む人自体もともとそんなに居ないようなので、アルコール問題っていうのも存在していない印象。一度だけトシトゥルマで完全依存症のロシア人を見かけたけど、ちょっとかわいそうだったな。

私も最近ウォッカをたしなむことを覚えてしまいまして、一本は常備してあります。去年、タシに来るまでは飲んだことなかったので、肝臓がウォッカ慣れしたみたいです。

ただねー、休日などにウォッカ6時頃から飲んで、10時頃に眠ると、必ず1時には起きてしまって、そっから5時頃まで眠れずに悶々とするんです。睡眠の質にはとても悪いです。奴は。

それでその夜中の4時間がもったいないので、きちんとルールを決めて、夜9時まではウォッカ飲まないことにします。どうせすることないので、夜7時に帰宅してから9時まではロシア語の勉強時間にして、ウォッカのむときは、その後ってことにしたら、いいんじゃないかと思って。

もともと休日も、5時まではビールもウォッカも飲まないって決めてるので、平日にもそのルールを作ることになります。

ロシア語も頑張ってるわりには相変わらず聞き取りがさっぱり。同僚のらいろさんなどはいつも話しかけてくれますが、相変わらずのロングセンテンス&早口 &難しい語彙で、話し始めると3分くらいずっと喋ってますね。

「なんとかかんとか、ノー、なんとかかんとか、ヌー、なんとかかんとか、パタムシタ、なんとかかんとか、パイエトムー、なんとかかんとか、かんとか・・」

私がロシア語を理解しないことを、あなたはわかってますか??

って真顔で聞きそうになります。

もう少し、幼稚園レベルの私に向けて、
ー短いセンテンスで
ー易しい語彙で
ーゆっくりと
話すことって、そんなに無理な要求なんでしょうか。ロシア語には、相手に合わすという概念が無いわけ?? 実際何度かお願いしているのだけれど。あのお構いなさ、言いっぱなし調にはうすら恐ろしささえ感じます。

などと思いつつ、ウズベク語を話す人たちは相変わらず優しいので、癒されてます。

外国人に対する話し方なんて外国人を日常的に相手にしたり外国に行った人にしかわからないものなのかも知れませんね、よっぽど想像力がある人でなければ。

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ソ連カットの人はまだけっこういます

住居のお隣さんはロシア人のご夫婦と、娘と孫娘2人が住んでいる。娘の旦那さんという人を見たことがないので、出稼ぎに行っているのか離婚しているのかわからない。

奥さんは、話すときもいつも怖い顔をして、めったに笑わない人。私が思うロシア人のイメージぴったりな人です。いつか、「お宅はね、鍵が2つあるのにいつも1つしか閉めないじゃない!」と怒られて以来ちょっと苦手。

旦那さんは、ちょっと変わった人で、カウボーイハットにサングラスがトレードマーク、でっかいアメリカの国旗の柄のセーターを愛用していたりする人です。ロシア人ってアメリカ好きじゃない人が多いのに、けっこうアメリカ好きなのかも知れません。また、ロシア人だけどウズベク語が堪能だったり、ときどきウズベク人の若者を4-5人連れてどこかに行ったりする、ユニークな(ちょっと怖い?)人です。

今日、日曜日なのでごみ捨てに出たら、待っていたように半裸で姿を現したおじさんが呼びました。

「日本製の顕微鏡があるんだけど、誰か必要な人がいないかね?」と。

なるほど、きっと売りたいのね・・・と思いつつ、日本人だから日本製の顕微鏡が必要かっていうと、そうじゃないので、ちょっと必要じゃないですね、と言っておきました。

その後、床屋に行こうと思ったらまた会って、また呼び止められて、うっかり「床屋に行きます」と言ってしまったら、

「俺が切ってやる」
「バリカンだってあるぞ」
「金がかからなくていい話じゃないか」

と言い出しました。もう予約しちゃってあるんで・・・というと、

「そんなのほっとけばいいじゃないか!気にすることじゃないぞ」

ロシい!

ロシアとかウズベキスタンではいいかもしれないけど、日本人としてはさっき電話して頼んであるものを反故にするわけにはいきません。それに、髪の毛くらいちゃんとプロに切ってもらいたいと思っているほうなので、豪快なロスコアメリカンおじさんには頼めないなって思います。後ろ髪だけ長くされたりしたらやだし。

かなり強引にオファーされたんですが、次回お願いするかも知れませんから、とこちらも強引に振り切って、床屋さんへ。

かえってきたら、またマンション入り口で会ってしまって、頭をしげしげとチェックされて、

「こうするんだな?うん、できるぞ、ハラショー」

とか言うので、ハラショーじゃないっすよ。

この人もロシア人だけど、ウズいですね。ひょっとして、私がウズいと思ってることって、ウズベクというか旧ソ連特有なのかな。だんだんウズさがよくわからなくなってきます。

こういう場合、どうやって美しく断るのが国際的なのか、もしくはロシア的なのか、まだわかりません。

理髪師はよい友達で気に入ってるし約束もあるのでお願いできないんですよ、とか言ったらいいでしょうか。

久しぶりの外食

金曜日、久々の外食をしました。

前のエントリに書いたとおり、日々の生活費は16000スムで夕食の予算は結局5000スムなので、とても外食をする余裕は無いのですが、奮発して、中華料理を食べにいきました。すごく食べたかった豆腐料理、家常豆腐と、数少ない読めたメニューの中から辣子鶏丁(らーづちーてぃん)。これらを白米で食べたら美味しかった、うわー。

ほんとうに、うわー、って声が出るくらいおいしかったです。

ウズベキスタンには、しょっぱいおかずで白米を食べる文化は無いので、(逆に、しょっぱいご飯で白パンを食べる文化はあるんですが)、東アジア出身者としては、しょっぱいおかずで白米を食べたいですよね。

ところがいろんな理由で今は自炊できないため、しょうがなくハムとパンしか食べていなかったりしました。

家常豆腐は大豆のソース(中華の味噌みたいなものでしょうか?)で豆腐を炒めてあって、発酵した大豆のしょっぱい粒粒が入ってたりするんだけど、もうそれが感動なんですよ。発酵食品も、カプースタとヨーグルト以外はあまり見ないので。

そんなわけで、金曜の夜に外食をひさしぶりにしたら、呼び水(呼び飯?)になってしまって、土曜の夜に、まるで熱病のように札束をポッケに突っ込み、最寄の韓国料理店に行きました。ひとりで。

前々からビビンパが食べたくて、日本に一時帰る際はインチョンで絶対ビビンパ食べる、とか、大韓航空では機内食で出るらしいとか、いろいろリサーチしていたのですが、メニューを見ていると、あるじゃないですが、ビビンパ。即決しました。



一人なのにちゃんと8種のキムチとか出てきて、ビビンパはちゃんと石焼で、うわー、ですね。この際、おいしいかおいしくないかは関係なく、食べます。しかも、チゲみたいなスープもサービスでついてきて、ほんのり海鮮味がして、スープですくうと出汁を取ったのであろうイカの破片が。イカ!ボルテージマックスになりました。イカで。

値段は20000スムでしたが、ほかの外食で20000スム使うことを考えたら、抜群の満足感でした。アイリッシュパブでチーズサンドイッチ?ノー!ビビンパ!ベリョーヅカでつぼ焼き?ノー!ビビンパ!

あまりにも満足したので、タシケントにしては珍しくサービス料が請求されてなかったので10%チップも払い、帰宅してベッドに倒れこんで昏々と眠りました。

外国に出てきて、白人やシルクロード人に囲まれて生きていると、やっぱり世界中で文化的にも行動規範的にも、一番近くて親近感が持てるのは中韓だとわかります。顔も似てるし。外交関係は色々と問題があるようですが。

ウズベク人も、モラリティなどの感覚は驚くほど日本人にも理解しやすいところがあるのですが、やっぱり食習慣なども含め近い存在(または頼れる存在)は中国・韓国です。外国に出ないとわからなかった感覚かも知れません。中華、コリアンレストランが無かったらなんと味気ないタシケント暮らしだったでしょうか。

ウズベキスタンの協力隊員の月々の生活費は

ウズベキスタンの協力隊員の月々の生活費、$330.これで足りるかというと、微妙です。かなりのやり繰りを求められるものと思います。

私は月々、公共料金(電気ガス等)に$40と、ロシア語のレッスンに$56ドル相当を払っているので、$7.8/日が日々の生活費になります。公共料金は、全部または一部家賃に含まれているアパートと含まれていないアパートがあるので、隊員によって個人差があるようです。

今、公定レートで2050スム/$1になるので、約16000スムが日々の生活費で、そこから・・・


職場への交通費 2800スム
タバコ 1600スム
朝食(ソーセージパン) 1000スム
お昼代(同僚と外食) 6000スム
※だいたいボルシチとパン

を除いて、4600スムが日々の夕食費になります。そうなると、小瓶ビール(2000スム)、インスタントラーメン(900スム)、卵一個(300スム)、で、ラーメンにカプースタ(キャベツの漬物)と卵を落として入れるくらいがせいぜい、もしくは、ラヴァッシュ一個(6000スム)でちょっとオーバーするくらい。

だいたい夕食はハムとパン、ラヴァッシュ、インスタント麺で済ましているか、ビールだけ飲んで寝ちゃうパターンが多いです。

もう少し生活の質を上げるとすると、ロシア語のレッスンをやめるか、公共料金込みのアパートに引っ越すか・・・、でも、そのどちらともしたとしても、せいぜい23000スム/日くらいなので、毎日外食ができるほど生活の質が上がるわけじゃない、って考えると、別に今のままでもいい気がする。

現地で支給される生活費以外に、日本の預金を使っても全然構わないと思ってるのですが、日本の銀行からウズベキスタンの口座に送金って、きちんとできるのでしょうか?あまり、送金している話を聞かないのと、送金に関していろいろ変な話も聞くので、失敗したときのリスクを取れなくて、いまだに送金ってしたことがありません。

たとえ、お金があったらきちんと料理するかというと、ちゃんとバザールに買出しにゆく時間がないうえに、キッチンがあまりにも貧弱なうえ、よく停電したりするので、たとえば塊肉を買ってきてきれいに切り分けて冷凍したり、手間と時間をかけて調理したり、する気力がどうもありません。日本では完全に自炊していたので嫌いではないのに。

じゃあキッチンウェアをちゃんとそろえたらいいんじゃないの?とも思うのですが、なにかと現金の調達が大変なんですってば!

自炊しない理由

自炊しない理由

ほかのエントリを書いていたら、自炊しない、ということばっかり書いていて、自分でもなんで自炊しないのか考えてみました。

ー金が無い
ー食材が無い
ー調理器具が無い

これに尽きる。

日本では、毎食お酒飲みながら自炊していたので、自炊が嫌いなわけじゃないのです。ただ、ここ(タシケント)ではちょっと障壁が高すぎる。

ー金が無い
別のエントリにまとめたとおりですが、日々の夕食代は5000スム程度です。牛肉100gが2500スムくらいになるので、なかなか毎日食材をあれこれ買うような予算が無いです。ところが、ウズベク人家庭では上手に低予算で料理してるんですよね、あれが主婦力というものでしょうね。

ー食材が無い
韓国系の食材を買うならクイリューク(куйлюк/куйлок)バザールがあるし、野菜や肉もバザールで買うほうが安いはずなのですが、あいにくバザールが開いている時間は職場にいるので、バザールに買出しに行けません。ウズベキスタンではバザールに買出しに行くのは専業主婦の仕事なんでしょうね。近場のスーパーで買える食材は割高だし、その食材でできる料理のバリエーションが思いつかないんです。ニンニク、トマト、玉ねぎ、牛肉、香草、塩、コショウで何を作ればいいんでしょうか。限られた食材をちゃんと料理に変えることができるのが主婦スキルなのでしょうが、私にはあいにくそのスキルが無いようです。

ー調理器具が無い
これが一番の問題で、うちにある調理器具は、男性の大家さんが用意してくれたおおよそ実用的でないもので、数枚の皿と何も切れない包丁だけ。ペラペラの下敷きみたいなプラスティックまな板と、刃渡り10センチくらいの果物ナイフはあきれて自分で買いにいったものです。下敷きと果物ナイフじゃ、塊肉を切り分けてラップに包んで冷凍したりできない!ラップないし!チョルスバザールあたりに探しに行って大枚叩いて買えばいいのですが、生活費にも余裕が無いし。

そういうわけで、私は早々に自炊はあきらめて、カップめんか軽食生活に入っています。自炊したいときには、もう休みを取って朝から取り掛かるくらいのやる気を出します。同じタシケントでも、ちゃんと自炊してそれなりの手間がかかるもの(ケーキとか!)を作る隊員も多くいらっしゃいますが、ほんと、どうやってるのかわかりません。生活力の差が出ているとしか考えられない、です。

スキンシップ、挨拶はおでこでするよ

この国で男性同士の挨拶は握手です。

もともとスキンシップ過多な方々(かたなかたがた?)なので、握手して抱き合っておでこを摺り合わせたりします。(ちなみに女性は抱き合って頬を摺るか、キス)。

(※男性同士で、抱き合って左のおでこ、右のおでこをぶつけ合う挨拶はタシケント式なのだそうです)

出勤したらみんなに握手、退勤するときも握手、ちょっと知り合いに道で会っただけなのに握手です。

スーパーに買い物に行っても、レジのアンチャンと握手するところから始まります。

ウズベキスタンではそういうもの、って判ってるのですが、まだ私は日本人が抜け切れてなくて、握手面倒って思ってしまって、つい会釈で済ましてしまったりすることがあります。

この前も、酒を買いにいって、つい握手を忘れて両手に酒をかかえてレジにゆき、ちょっと握手するタイミングを逃してしまったのです。

そうしたらちょっとレジの兄さん(多分20代くらい)の機嫌を損ねてしまったみたいで、そそくさと袋に入れてむっつりとお買い上げ商品を渡されました。

私の考えすぎかも知れないですが。

でも、レジと客の関係でしょう。毎回顔を見たら握手しに行って、それから買い物しないといけないのかな、ちょっと面倒じゃない?ってつい日本人的になってしまいますが、握手を忘れるのってどのくらいのインパクトなんだろう、って考え込んでしまいますね。

シンパイしないでくださいアジズさん



今日は学内の、学生の論文発表会が行われた。日本語を勉強している縁で仲良くしているAzizさんも、今日発表するので見て欲しいとわざわざ連絡をもらい、少し早めに出勤した。

前半は上級生による論文の発表。5名中、1名がウズベク語、3名が英語、1名がフランス語で学術的な内容のプレゼンをした。皆さん流暢。そしてパワポテクも高い。私はなんというか、ひどく感銘を受けた。彼らは医大生で、語学が専門ではないはずだけれど、当然のようにウズベク語もロシア語も話すうえに、英語やらフランス語やらドイツ語やらを話す。そして論文発表までやってしまうとは、レベルが高い。語学は、通常の医大のカリキュラムには入ってないはずなのでそれぞれプライベートで教師を付けたり、塾に通ったりして習得しているのだろうと思う。

後半は下級生たちによる発表で、こちらはさすがに母語のロシア語かウズベク語の発表が多かったけれど、皆堂々とした立派な発表をした。直前までひどく緊張して「ワタシはシンパイ(緊張)しています、シンパイしないでくださいアジズさん」と独り言を言っていたAzizさんも、本番に強く立派に5分ほどの発表をした。



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この国の大学生たちはこうやって人前で発表する機会を多く設けられているようだ。いや、大学生だけじゃなくて大人になってもなにかとプレゼンテーションをさせられる。かくいう私もあれよあれよと、着任してから3回か4回はプレゼンテーションを任された。きっと、場所を綺麗にセッティングして花を飾り、発表会みたいな催し物を開催するのは好きなお国柄なんじゃないかと思う。

私は医学の世界は特に知らないのでなんともいえないのだけれど、コンピューターのエンジニアみたいな仕事は実務経験が9割なので、情報処理なんて全然大学で学ぶようなものじゃない。教室で学んだり、論文を発表したりしなくていいから、とにかくコマンドを打ったり、機械をいじったり、プログラムを書いたりするのが最良だ。

この国に限らず、新興国では学歴が大変重視される。ちゃんとした学歴がないと、口をきいてもらえない社会も多くあると聞いている。この国の若者たちも、分野に限らず大学へ行き、さらに修士を修め、さぞ外国語やプレゼンや論文が得意になるんだろうと思うけれど、それが実務スキルに直結するんだろうか、ってことだけは少しひっかかる。



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自閉な子供→ヒッピー→フリーター→IT会社員→ウズベキスタンで協力隊→無職→近所に就職。今後はたくさん旅をします。ときどき音楽の話題も。

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