せっかくロシア語圏に住んでいて、ロシア語チャンネルを見られる(※)ので、ビールでも飲みながらソチ五輪観覧しましょうか、ということで、開会式を見てました。
(※)ウズベキスタンではロシア語を解する人も多いため、ロシアのテレビ局はポピュラーです。
さぞかしお祭り騒ぎなんだろうから、気分だけでもおすそ分けに預かろうという心と、ロンドン五輪の開会式が私的にすごくおいしかった(特にAnnie LennoxとかSpice Girlsとか)にも関わらず当時テレビが無く見られなかったので、リベンジしたかったというのもあります。
各国の首脳が続々とソチにやってきています、という報道を繰り返ししていました。ウズベキスタンの大統領をはじめ、アフガニスタンのカルザイ氏、カザフスタン大統領、タジキスタンやキルギスの首脳、が写しだされて、わー、すげーー!さすが五輪だな、と思いました。
ところが少し考えると、妙に旧ソ連圏に偏ってるよね・・・と思ったら、今回欧米系の首脳陣はあんまり来てないようで、だから来てる人を重点的に写した結果、旧ソ連の首脳陣がソチにやってきています!という報道になったのでしょう。
開会式は、もっとポップ歌手なども出てお祭り騒ぎなのかと思いきや、荘厳な感じのまま終わりましたね。私がちょっと期待してたtATuとか内務省合唱団は、前座として出た(*1)みたいです。一説によるとロシア人はポップスをあまり受け入れてない(*2)らしい。
(*1)
(*2)
ロシア選手団の入場時だけtATuの楽曲が使われたのはなんらかのアピールなのかな、殆どわかんなかったけど。
各国の入場では、カザフスタンとキルギスが印象的でした。中央アジアにいるから中央アジア贔屓という意味じゃなく。
カザフスタンは、大きなスカイブルーと黄色の国旗を振りながら入場してきて、その後ろの選手団も国旗と同じ、鮮やかなスカイブルーと黄色でした。そして旗手は、やはりスカイブルーと黄色の、豪華な民族衣装(ウズベクのチョポンみたいな、装飾のついたコート)を着ていました。目に入る色彩が圧倒的でした。
キルギスの選手団は、3,4名の少人数でしたが、あの、フェルトでできたとんがった民族帽子をかぶっていたのが良かったです。
ほかの国がだいたいダウンジャケットとニット帽だったので、民族の特色を出したのが目を引いたんだと思います。
日本は、白衣の集団にしか見えなくて、うちの大学(医科大学です)の学生たちみたいだった。たぶんよく検討されてああなったんだろうけど、テレビの写りも悪かったし、遠目だったし。。
あと、五輪旗で入場したアジア人の選手団がいて、今、そんな紛争地帯がアジアにあるんだっけ・・と思ってたのですが、ニュースによるとインドだったようです。何らかのスキャンダルでインドとしての出場ができなかったとのこと。そういうこと、あるんですね。