金曜日、久々の外食をしました。
前のエントリに書いたとおり、
日々の生活費は16000スムで夕食の予算は結局5000スムなので、とても外食をする余裕は無いのですが、奮発して、中華料理を食べにいきました。すごく食べたかった豆腐料理、家常豆腐と、数少ない読めたメニューの中から辣子鶏丁(らーづちーてぃん)。これらを白米で食べたら美味しかった、うわー。
ほんとうに、うわー、って声が出るくらいおいしかったです。
ウズベキスタンには、しょっぱいおかずで白米を食べる文化は無いので、(逆に、しょっぱいご飯で白パンを食べる文化はあるんですが)、東アジア出身者としては、しょっぱいおかずで白米を食べたいですよね。
ところがいろんな理由で今は自炊できないため、しょうがなくハムとパンしか食べていなかったりしました。
家常豆腐は大豆のソース(中華の味噌みたいなものでしょうか?)で豆腐を炒めてあって、発酵した大豆のしょっぱい粒粒が入ってたりするんだけど、もうそれが感動なんですよ。発酵食品も、カプースタとヨーグルト以外はあまり見ないので。
そんなわけで、金曜の夜に外食をひさしぶりにしたら、呼び水(呼び飯?)になってしまって、土曜の夜に、まるで熱病のように札束をポッケに突っ込み、最寄の韓国料理店に行きました。ひとりで。
前々からビビンパが食べたくて、日本に一時帰る際はインチョンで絶対ビビンパ食べる、とか、大韓航空では機内食で出るらしいとか、いろいろリサーチしていたのですが、メニューを見ていると、あるじゃないですが、ビビンパ。即決しました。
一人なのにちゃんと8種のキムチとか出てきて、ビビンパはちゃんと石焼で、うわー、ですね。この際、おいしいかおいしくないかは関係なく、食べます。しかも、チゲみたいなスープもサービスでついてきて、ほんのり海鮮味がして、スープですくうと出汁を取ったのであろうイカの破片が。イカ!ボルテージマックスになりました。イカで。
値段は20000スムでしたが、ほかの外食で20000スム使うことを考えたら、抜群の満足感でした。アイリッシュパブでチーズサンドイッチ?ノー!ビビンパ!ベリョーヅカでつぼ焼き?ノー!ビビンパ!
あまりにも満足したので、タシケントにしては珍しくサービス料が請求されてなかったので10%チップも払い、帰宅してベッドに倒れこんで昏々と眠りました。
外国に出てきて、白人やシルクロード人に囲まれて生きていると、やっぱり世界中で文化的にも行動規範的にも、一番近くて親近感が持てるのは中韓だとわかります。顔も似てるし。外交関係は色々と問題があるようですが。
ウズベク人も、モラリティなどの感覚は驚くほど日本人にも理解しやすいところがあるのですが、やっぱり食習慣なども含め近い存在(または頼れる存在)は中国・韓国です。外国に出ないとわからなかった感覚かも知れません。中華、コリアンレストランが無かったらなんと味気ないタシケント暮らしだったでしょうか。
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