4.10.2012
私は、民族とか人種っていうのにたぶん他の人より多く興味があって、誰かと会って話すときにも、この人の民族なんだろう、人種は何だろう、って考えることが多いです。
ある種の社会では人種みたいな話題ってタブーだということも判ってるのですが、私のそれはレイシズムの判断材料にしたいとか、そういうことではなくて、その人のバックグラウンドにこれこれこういう歴史があり、血が流れていて、っていうのが純粋に好きです。
日本は、せいぜいコリアン系とチャイニーズ系が少しいるくらいで、基本的に黒髪黒目の日本人しか見ないから、そういうのが異国の情緒を感じさせていいのだと思います。
多民族といえば中央アジアは日本に比べると、歴史的にいろんな血が混ざっていて、見た目もいろんな人がいて、私にはすごく興味深いことなんですよね。
でもこちらに来てから、結局見た目では何もわからないんだなっていうのが分かりました。
ウズベク人は、たぶんコーカソイドとモンゴロイドの混血なので、肌の色が濃くてインド系みたいに見える人から、西洋人の強く出たヨーロッパ人のような人までいます。同僚の某君はブラウンのさらさらヘアの白人で、ロシア語しか話せないので、てっきりロシア人だと思っていたらウズベク人でした。ロシアのドラマを見ていると、ロシア人にも、黒髪で太い眉の中央アジアの特徴のある顔の人は多いようです。ロシア人の7割くらいと、ウズベク人の5割くらいは容姿がかぶっているのではないでしょうか。
そのほかにも、どう見てもロシア人な金髪青い目の人がイスラム教徒のタタール人だったり、ウズベクにしか見えない人がタジク人だったりということは、タシケントではよくあることです。
余談ですが、日本人とされている人たちの中にも、能面みたいな人もいれば沖縄のようにずんぐりむっくりで濃い顔の人たちがいるし、肌の色も白から褐色まで色々といるので、実はいろんな民族的バックグラウンドがあるんじゃないの?というのが私の興味だったりします。知り合いの中には中央アジアにいても何の違和感も無い感じの人もいますね。
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