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大陸性ステップ 旅と音楽。

旅や音楽の記録。

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ヨグ、ヨグ、ヨーグルト

職場の若者、S君が熱心に英語を勉強中なので、たまに英語を教えてあげている。先日、一緒に食事をしていた時のこと。

こちらではポピュラーな無糖ヨーグルトを食べながら、彼が、ヨーグルトのことを英語でケフィアと呼ぶと思い込んでいるようだったので、ケフィアはロシア語で、英語だとYoghurtだよ、と教えてあげた。

そのとき、S君が「Oh... Yoghurt」と呟きながら、何やら思いついたような素振りだったけれど、それきり忘れていた。

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オウムとお医者さんのパッケージ


今朝、スーパーで買っている紙パック入りのВифидок(ビフィドク)ヨーグルトを食べながら、ふとよく見ると、


ヨーグルトって書いてある!?

でも、見間違いで、Yog'liligi(ヨグレレゲ)3.4%=乳脂肪分3.4%と書いてあったのでありました。ウズベク語で油のことをYog'と言います。それにしても、ヨーグルトにヨグレレゲって書いてあるのは、似すぎているので、ひょっとしてヨーグルトの語源ってこの辺の言語? かと思って調べてみた。

Wikipedia調べ
「ヨーグルト」という言葉は、トルコ語でヨーグルトを意味する「ヨウルト(yoğurt)」に由来する。ヨウルトは「攪拌すること」を意味する動詞yoğurmakの派生語で、トルコにおけるヨーグルトの製法を反映している。


やっぱり、トルコ語なんだな。ただ、Wikipediaは間違いが多いかもしれないので、念のためウズベク語ではどうかと思って、Yog'lamoqを引いてみたら、


ウズベク語だと、Yog'lamoqはそのままバターとか動物性脂肪を指す単語になるらしく、こちらのほうがもっともらしい。

現代のウズベク語では、殆どの場合ロシア語のケフィールという単語がヨーグルトを指すけれども、せっかく語源らしきものがこの辺に由来するのなら、ヨーグルトって呼んじゃえば?

(4/20 ちょっと修正) 
ウズベク語でヨーグルトは Қатиқ (Qatiq)、日本で習った単語なのに指摘されるまで完全に忘れていました(おはずかし)。あと、ヨーグルトでも通じるらしいです(コメ欄参照のこと)。

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ちなみに、有名なトルコのオイルレスリング、ヤールギュレシ(トルコ語: Yağlı güreş)は、ウズベク語風に発音すると、ヨグレ クラッシュ(油まみれのレスリング)です。

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ウズベクには怒りません

前回の続きです

過度に一般化するのもよくないとはじゅうじゅう承知しているけれど

私はウズベク人に腹をたてたこと、殆どありません。

なぜだかわからないけれど、ウズベク人とは妙に常識を共有している感覚があるからです。

前回のエントリに、”とにかく、異人さんとのお付き合いにつき物なのは、「相手は何が不満なのかわからない」「自分にどんな非があるのかわからない」” と書きましたが、ウズベク人とのお付き合いにおいては、彼らが何を怒っているのか、私には理解しやすいし、当然彼らを怒らせるようなことは、しないように気をつけています。逆に私を怒らせるようなことは、彼らは少しもしないので、私は怒らない。不思議なくらい、道徳観が近いと感じています。

ウズベク人たちは、全然違う価値観を持つロシア人とも上手に仲良くしているので、私に必要なのは、ロシア人との上手な付き合い方と許容の仕方をウズベク人から学ぶことかもしれません。ウズベク人って、超絶、人付き合いに長けてるのかもね。

私は怒った!

今日、ある事情で私はとても怒った。そして、怒りにまかせてある文章を書いて、ブログにあげようとした。しばらくして気持ちが落ち着いたので、投稿予約を取り消した。その後、私が考えていたこと。

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私は怒った!

といったときの、怒った、というのは、もちろん「日本人としてそれは許しがたい」ということになる。だって、おれ日本人だから。

日本人同士だったら、どうして「私は怒った」のは、その他大勢にもわかる(説得力がある)から、私は怒っていいんだとおもう。

じゃあ、異人さんを相手に、「私は怒った」を発動していいのかというと、ちょっと事情が違ってくる。


(事例1)
箸の置き場所が無かった某外人さんが、目の前のちょうどいい場所にあるご飯の茶碗に箸を突き立てちゃった。
日本人は、怒った!
このときに、某外人さんに非はあるでしょうか。

(事例2)
ウズベク人のご家庭に遊びにゆく某日本人。手ぶらでは申し訳ないので、パンを3枚手土産に持っていった。
ウズベク人は、怒った!
どうしてだか、わかる?某日本人に非はあるでしょうか。


在外日本人が、「私は怒った」を発動するときに、気をつけないといけないのは、多々そういうことがあるから。ぶしつけな振舞いをする人がいる。あまりにも失礼なので、日本人として「私は怒った」を発動した。でも、当地ではそれがぶしつけな振舞いではなかった。

私の例に即していうと、


当地では、(またはある民族の間では)、「ロシア語もわからないでノコノコやってくるような奴の言う事なんか別に聞かなくていいし同僚扱いする必要なんかねーよ、ロシア式のジョークもわからなくてキョトンとしてるし、ロシア式の一時間も続くおしゃべりについてこれないような奴は人間じゃねーよな」というルールがあるとして(あくまで、例)、それに「日本人として、私は怒った」を発動しても、相手はなんで怒られたのかわかんないんじゃないかと思う。まるで、ご飯茶碗に箸を突き立てて怒られる理由がわからない某外人さんや、ウズベク家庭に奇数枚のパンを持っていく某日本人のように。


私は、ロシア人の行動パターンや文化や習慣を熟知するにはあまりにもロシア人との付き合いが少ないので、うかつにロシア人に「私は怒った」を発動すると、彼らにとって当たり前な行動に対してなぜか怒ってる「おかしな日本人」になってしまうリスクがある。

とにかく、異人さんとのお付き合いにつき物なのは、「相手は何が不満なのかわからない」「自分にどんな非があるのかわからない」これに尽きるよね。

今日考えたのはここまで。


ちなみに、ウズベキスタンでは奇数枚のパンを手土産にするのは、お葬式のときと決まっているらしいので、手土産のパンは偶数枚持ちましょう。じゃあな!

日本のお隣さんロシア

レクター(学長)の秘書のイリーナさんは金髪の、いつも笑顔のロシア人のおば様だ。

先日帰りに一緒になったので世間話になったのだけれど、彼女のお父さんと兄弟はサハリンに住んでいて、日本製の電気製品をよく買っているのよぉー、とのことでした。

そう言われて改めて気付いたけれど、ロシアって日本の隣なんだよねぇ。

先日、タクシーで乗り合わせたウズベク人のおじちゃんも、この前までカムチャッカに出稼ぎに行ってて、日本人だと言うと懐かしそうな?顔をしてくれた。

余談だが、タシケントの妻子とカムチャッカの妻子がいるそうだ。テュルク系と言われる人々がユーラシア大陸の広い範囲に広がっている理由が少しわかった気がする(ちがうか)。

ここウズベキスタンは昔ソ連の一部だったので、その時代(もしくはもっと前の帝政ロシアのころ)に入植してきたロシア人が今でもたくさん住んでいる。今、統計上はロシア人が人口の5.5%だそうだけれど、見た感じ、タシケントでは3割くらいの人がロシア人なんじゃないかと思います。

その家族や親戚なども、旧ソ連全体に散らばっていて、イリーナさんみたいにサハリンに居る人もいれば、極東やウクライナ、アルメニアなんかに居る人もいるのでしょう。旧ソ連の広がりを改めて思います。


Lang-8 えらい!

先日、なんかこき下ろしてしまったので、申し訳ないような気もしていたのですが、CEOのヤンヤンさんにメールをして、その後いろんな不満な点が改善された。きっと同じような意見がたくさん寄せられたのでしょう。

それにしても、そのスピード感が素晴らしい。私が不満に感じたのは4月2日のことで、すぐに不満をメールしたら、一週間くらいで、不満に思った点が8割くらい改善されていた。一週間で!?

Lang-8さんは、社長とSE数名で運営されているらしく、組織が小さいスピード対応できる利点なのかも知れません。

私が不満に思ったり指摘した点

・過去の添削がLポイントに反映されていない
→すぐに過去の添削がLポイントに追加された

・添削されづらいジャーナルは上位にあっても添削されない
・添削の質の低下が心配
→添削の手引き、みたいなヘルプができた

・ありがとうポイントが判りづらいし説明もされていない
→Thank youボタンになってシンプル化された

・自分のポストがどの位置にいるか確認できない
→ 自分のランキングが表示されるようになった→確認できるようになった

昔、意思決定が遅い大きな企業にいて、(サービス規模の違いはあれど)何か変更するのに半年も一年もかかるのを見ていただけに、このスピード感はすごいと思いました。Lang-8偉い!

もっとも、マイナー言語のユーザーがLポイントを獲得しづらくて不利っていうのは変わらずなんだけど、そればっかりはしょうがないのかも。ユーザーも学習者も圧倒的に居ないんだもんな。そこはフレンド関係を活用してなんとか見てもらうしかないのかな。

ともかく、良いサービスなので今後も真心こもったサイト運営をして頂けることを期待しています。


マキタの芝刈り機だ!

今日、出社したら、用務員さんが芝刈りをしていたんだけど、電動芝刈り機をふと見たら、Makitaのロゴがあった。

「日本製だ!」

タシケントでザ・日本製品を見ることはなかなか少ないので、妙に嬉しかった。

車はGMウズベキスタン産のシボレーが殆どで、日本車は1割くらい。PC、スマートフォン関連は韓国製だし、エアコン、冷蔵庫等家電は高級品は韓国製、普及品は中国製が多い。そもそも日本製が売ってない。インスタントラーメンはほっとんど韓国製だ。こっちに来た当初は、すっかり日本も物が売れない国になってしまったと悲しい気持ちになったものだった。

芝刈り機みたいな電動器具や電動工具はさすがに、サムスンやLGも商品化していないだろうし、まだ中国製より品質は段違いに良いはずだ。それに、ウズベク人は園芸がとても好きな人たちだ。空き地にはたいてい花や芝が植わってるし、よく手入れもされている。街のそこらじゅうで庭や緑地の手入れをする人が働いている。日本製の庭いじり用品はきっと気に入って貰えるだろう。

今、あんまり大企業には期待できないと思っているんだけれど、日本で「モノづくり」文化を守っている中~小企業はなるべく支援して、Made in Japanブランドを守って欲しいです。

自分の使いたい言葉くらい自分で決める



前回のエントリにも少し書いた。JICAでウズベク語を習ってきたという話。

結局、私の職場の共通語はロシア語なのと(実際はもう少し複雑なんだけど)、マンションの近隣もオールロシア人ファミリーであること、加えて職場のPCが全部ロシア語であるので、私の場合、ロシア語じゃないとこの街で暮らしていけない。

それで、来た当初はちょっとJICAに対する不満があった。このブログにも不満を書いたと思う。

でも、結局自分でロシア語を話すことを選んで、自習したり、自費でロシア語を習っているうちにそんなに困らないようになった。困らなくなれば不満もなくなるってもので。

結局、JICAで何を習ってきたか、なんて構いやしないし、自分の好きな言語を好きに勉強すりゃいいんだよな、という結論に至った。そうだよ。今までだって自分のしたいことを自分で選んで生きてきたわけだし、人は不満があると人のせいにしがちだけど、結局いろんなことは自分しだい(Depends on us)なのだから。

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自閉な子供→ヒッピー→フリーター→IT会社員→ウズベキスタンで協力隊→無職→近所に就職。今後はたくさん旅をします。ときどき音楽の話題も。

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